豊国神社について
愛知県名古屋市の中村公園内にある豊国神社(とよくにじんじゃ)は、豊臣秀吉の出生地を記念して、明治18年(1885)に建立された社です。
豊国神社では旧正月1日に神誕祭が、5月中旬には例祭(太閤祭り)が開かれます。特に太閤祭りでは、秀吉の出世にちなんで子供の成長を願う「稚児行列(ちごぎょうれつ)」が盛大に繰り広げられます。また、毎月9の付く日には中村公園駅から豊国神社までの参道で九の市(露店市)が開かれ、多くの地元の人たちでにぎわいます。
豊国神社の写真
【豊国神社の鳥居】
豊国神社を見学
豊国神社は日本全国にありますが、ここ名古屋市の豊国神社は豊臣秀吉の生まれた中村にあるということで有名で、社殿の東側には「豊公誕生之地」と記された碑があります。
豊国神社周辺は中村公園として整備されています。東には秀吉が産湯に使ったという井戸がある常泉寺が、西には秀吉の一生を資料やパネルなどを使い展示している秀吉清正記念館(中村公園文化プラザ2階)があります。
【豊国神社の手水舎】
金色に輝く瓢箪(ひょうたん)が印象的な豊国神社の手水舎です。実は水が流れ出る所も瓢箪の形をしています。
【祭神 豊臣秀吉公】
拝殿に向かって右側には豊臣秀吉の肖像画が掲げられています。右手に扇(おうぎ)を持ち、白い直衣(のうし)という上着を着て、唐冠(とうかむり)という中国の冠をまねた冠をかぶっています。
【豊国神社の拝殿と本殿】
豊臣秀吉を祭神とする豊国神社は、出世、開運、茶道、建設などにご利益があるといわれています。全国にある豊国神社のうち、京都市東山区、大阪市中央区、滋賀県長浜市、そして名古屋市中村区にある豊国神社を豊国四社と呼びます。
【八幡社】
加藤清正が必勝祈願した八幡社
豊国神社の北西にある八幡社(はちまんしゃ)は、加藤清正(名古屋城の設計、賤ヶ岳七本槍の一人として有名)が、出陣の際に必勝祈願をしたとされる社です。清正は幼いときから同郷の秀吉に仕え、数々の軍功をあげました。なお、中村公園に隣接する妙行寺は加藤清正建立の寺で、妙行寺には加藤清正誕生地の碑と清正の銅像があります。
(次ページ、中村公園内にある中村公園文化プラザに続く)
豊国神社のご案内
名称 | 中村公園(なかむらこうえん) |
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場所(住所) | 愛知県名古屋市中村区中村町木下屋敷 地図で確認 |
開園時間 | 終日開放 |
料金 | 無料 |
交通アクセス | 【電車】地下鉄東山線「中村公園駅」下車、徒歩10分 |
駐車場 | 駐車場あり |
駐車場料金 | |
電話番号 | 052-413-5525(中村公園案内所) |
備考 |
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