妙善寺について
埼玉県川越市の菅原町にある妙善寺(みょうぜんじ)は、道人山三心院と号し、天台宗に属する寺院です。天台宗中院の尊能法師(そんのうほうし)により、法師の父母の菩提寺として寛永元年(1624)に建立されました。寺名は尊能法師の父母の法名、道仙三心 妙善大姉から取られたといわれます。
妙善寺創建時の本尊は薬師如来でしたが今は不動明王です。この不動明王は第5代天台座主の智証大師円珍(えんちん 814年~891年)の作といいます。脇侍には阿弥陀如来像、観世音菩薩像が安置されています。本堂正面中央の一番前には、小江戸川越七福神の毘沙門天像が祀られています。
境内には川越さつまいも地蔵尊や慈母観音像、路地を渡った寺院の通用門前には六地蔵尊や石仏群があります。また本尊に次ぐ第二の寺宝である板碑供養塔があります。
妙善寺の写真
【いも供養】 |
【毘沙門天】 |
【六地蔵尊】 |
【妙善寺】
妙善寺を見学
JR川越線・東武東上線「川越駅(東口)」から徒歩約5分、高層マンションが林立する住宅地の中に、天台宗中院の末寺・妙善寺があります。妙善寺は天明8年(1788)の火災で焼失し長い間仮堂となっていましたが、昭和53年(1978)に再建され、現代的なコンクリート造りの建物となりました。
【川越さつまいも地蔵尊】
川越さつまいも地蔵尊
妙善寺の境内には、大事そうに3本のお芋を抱いた「川越さつまいも地蔵尊」があります。平成7年(1995)の秋、健康祈願のため芋地蔵が建てられました。毎年10月13日のサツマイモの日には妙善寺で、いもの日まつり(いも供養)が行われます。
【秋の七草、女郎花(おみなえし)】
小江戸川越七福神(毘沙門天)
妙善寺は小江戸川越七福神めぐり一番目札所としても知られています。七福神の一番目は毘沙門天(びしゃもんてん)、仏教の守護神で多聞天(たもんてん)とも呼ばれ、財宝富貴を授けて大願成就をもたらすほか、疾病・災難から守ってくれる福神として信仰されています。神像は、鎧兜をまとい、左手に宝塔、右手には鉾(ほこ)又は宝棒を持ちます。そして憤怒の形相で邪鬼を踏みつけ、毘沙門立ちしています。
(次ページ、妙善寺のいも供養に続く)
妙善寺のご案内
名称 | 妙善寺(みょうぜんじ) |
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場所(住所) | 埼玉県川越市菅原町9-6 地図で確認 |
拝観 | 境内自由 |
電話番号 | 049-222-7559 |
季節の花 | 8月~10月 オミナエシ |
備考 |
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