旧黒須銀行について
埼玉県入間市の宮前町にある旧黒須銀行(きゅうくろすぎんこう)は、黒須銀行の新営業所(本店)として明治時代の末期・明治42年(1909)に建築された建物です。
建物は明治40年11月に起工、明治42年5月2日に完成しました。土蔵造り2階建て黒漆喰仕上げ、屋根は桟瓦葺で寄棟造り。総床面積236平方メートル、新築費用は6771円77銭5厘。
現在、旧黒須銀行は入間市の所有で保存状態になっています。内部非公開のため特別公開日のみ見学をすることができます。公開日は入間市公式ウェブサイトから確認できます。
旧黒須銀行の写真
【旧黒須銀行】
旧黒須銀行を見学
入間市には旧豊岡町時代に建設された3つの建物が現存します。旧石川組製糸西洋館、武蔵豊岡教会、そして旧黒須銀行です。旧石川組製糸西洋館と旧黒須銀行は普段は中に入れない貴重な建築物ですが、今回、近代化遺産の日(10月20日)に合わせ臨時公開されることになりました。
旧黒須銀行は国道299号線、鍵山(かぎやま)歩道橋のわきにあります。約100年前に建てられた土蔵造りの銀行で、入間市指定有形文化財です。
【土蔵なのにガラス窓の多い近代的な造り】
【2階の旧会議室】
黒須銀行について
黒須銀行は明治33年(1900)2月に設立されました。一時は県下第3位の銀行にまで成長しましたが、不況により大正11年(1922)5月、武州銀行に合併となりました。その後、昭和18年(1943)7月に埼玉銀行(現埼玉りそな銀行)豊岡支店となり、昭和35年11月まで営業が行われていました。
【展示品の一部】
昭和40年3月からは郷土民芸館として使用されていましたが、平成6年11月7日の入間市博物館ALIT(アリット)の開館に伴い郷土民芸館は閉館しました。現在は非公開のため期日を限って公開を行っています。
旧黒須銀行のご案内
名称 | 旧黒須銀行(きゅうくろすぎんこう) |
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場所(住所) | 埼玉県入間市宮前町5-33 地図で確認 |
建築日 | 明治42年(1909)5月2日竣工 |
建築 | 神田常吉(田中、神田、細田、森の四棟梁によって建築) |
入館料 | 無料 ※現在は公開日のみ見学可 |
交通アクセス | 【電車】西武池袋線「入間市駅」下車、徒歩5分 |
駐車場 | 駐車場なし |
電話番号 | 04-2934-7711(入間市博物館) |
備考 |
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