武蔵豊岡教会について
日本キリスト教団 武蔵豊岡教会(旧豊岡メソジスト教会)は、石川組製糸の創始者 石川幾太郎の弟である石川和助によって設立された教会です。
石川和助は明治19年(1886)にメソジスト派のキリスト教に入信しました。和助の熱心な布教活動は徐々に実を結び、黒須地区(現入間市)にもキリスト教信者が増え、明治28年(1895)、天佑堂(てんゆうどう)と名付けられた教会堂が建てられました。
大正時代になると新しい教会堂が切望され、大正12年(1923)、石川幾太郎が女子従業員の礼拝を目的に、当時のお金1万円と教会用地1,000坪を寄付したことで、日本メソジスト教会 豊岡教会が完成しました。教会堂は、アメリカ人宣教師で建築家のウィリアム・メレル・ヴォーリズ(William Merrell Vories)の設計によって建てられました。なお、教会裏手には今も天佑堂が並んで建っています。
武蔵豊岡教会の写真
【武蔵豊岡教会の大きな尖塔とアーチ窓】
【武蔵豊岡教会の礼拝堂】
【礼拝堂の天井は、お寺にあるような格子天井です】
【内部のステンドグラス】
【旧教会堂の天佑堂(てんゆうどう)】
武蔵豊岡教会を見学
旧石川組製糸西洋館から国道16号線を横切り、八王子方面に3分ほど歩くと、右手にゴシック風の教会、日本基督教団 武蔵豊岡教会が見えてきます。
蔵豊岡教会を設計したのは、明治38年(1905)に来日したアメリカ人宣教師で建築家のウィリアム・メレル・ヴォーリズです。
W.M.ヴォーリズは、全国で教会や学校、ホテルなど1,600件にものぼる建物を設計しました。その活動分野は幅広く、建築から医療、教育、社会事業までおよびます。なお、当時アメリカの家庭薬として人気商品だったメンソレータムを日本に伝えたのもヴォーリズです。
(次ページ、市指定有形文化財の旧黒須銀行に続く)
武蔵豊岡教会のご案内
名称 | 日本基督教団(日本キリスト教団)武蔵豊岡教会 |
---|---|
場所(住所) | 埼玉県入間市河原町8-6 地図で確認 |
創立日 | 明治28年(1895) |
建築日 | 大正12年(1923) |
設計 | ウィリアム・メレル・ヴォーリズ |
交通アクセス | 【電車】西武池袋線「入間市駅」下車、徒歩5分 ※入間市西洋館から徒歩2分 |
電話番号 | 04-2962-6191 |
備考 |
関連記事・参考情報
- 埼玉県入間市の観光ガイド - おすすめ案内 入間市のイベント情報
- 【入間市】旧石川組製糸西洋館の見学 - 入間市の歴史スポット
お出かけ時の注意について
各記事の内容は掲載時の情報です。現状では異なる可能性があります。
営業時間や料金など変更になっている場合がありますので、
お出かけの際は、公式サイト等で最新の情報をご確認ください。