金曜日はカレーの日
海上自衛隊では毎週金曜日(※)がカレーの日です。その昔、長い航海では毎日海しか見えず、曜日の感覚がわからなくなる時がありました。そんな時カレーライスが出ると、今日はカレーの日、金曜日だと気がつくわけです。この週末のカレーは、旧日本海軍からの伝統として現在も引き継がれています。
なお、明治期に旧日本海軍の海軍食として採用されたイギリス海軍の「カレーシチュー」を、日本人の口に合うよう小麦粉を加え、とろみをつけてご飯にかけて食べるようにしたのが、現在家庭で食べられているカレーライスのルーツといわれています。
※平成4年(1992)までのカレーの日は、金曜日でなく土曜日でした。現在では土曜日が基本的に休みになった為です。
炊事車と野外炊具の写真
【航空自衛隊の炊事車】
炊事車と野外炊具を見学
入間基地ランウェイウォークのもう1つのお楽しみは、野外炊飯訓練で作ったカレーライス、通称「イーグルカレー」の試食です。今回は参加者全員にカレーライスが振舞われました。
そのカレーを作っているのが上の写真の炊事車です。トラックの荷台上に固定されたバンボディーの内部には、炊飯器、調理器、水槽、調理台、食料貯蔵庫、発電機等が搭載され、最大11.5kgの米を30分で炊飯できる優れものです。
さらにバンボディー本体の側板をはねあげると屋根のかわりに、倒すとテーブルになります。床下に収納してある20脚の椅子を取り出すと、それぞれ両サイド10名ずつが一度に食事できます。
【炊事車のコンロ】
炊事車の荷台には調理用コンロが6台あります。コンロでは、料理の種類や量に適した鍋を入れ替えて調理をします。
【コンロ6台分の、空気、ガソリン、灯油のバルブ】
コンロの燃料はガソリンと灯油を使用します。最初は着火しやすいガソリンでバーナーを燃焼させ、ある程度暖めた後で燃料を灯油に切り替えます。
ガスボンベ式コンロの方が操作しやすいのですが、作戦行動中や災害派遣現場においては液体燃料の方が入手しやすい為この様な方式になっています。
【野外炊具】
炊事車となりのテントでは野外炊具が活躍していました。野外炊具は、50人前後の小部隊が野外において炊事する場合に使用します。釜3個とカマド3組(ガスバーナー3個)で構成され、この炊具1セットで1時間に200名の主食及び副食を調理できます。
【煮え立つカレー】
【スコップ】
おたま、しゃもじの代わりに使用されるスコップです。土木工事で使うようなあの大きなスコップを使っています。カレーのかき混ぜ方も実に豪快です。
【イーグルカレーを召し上がれ】
【イーグルカレー】
イーグルカレーを試食
入間基地独自のカレーライス、イーグルカレーです。炊事車で炊いたご飯と野外炊具で煮たカレー、福神漬けもついています。カレーには隠し味として、ケチャップとおろしニンニクを入れたり、コーヒを入れたりするそうです。適度な辛さで意外と美味しかったです。
(次ページ、自衛隊の定番お土産、自衛隊関連グッズの紹介)
入間基地ランウェイウォークのご案内
名称 | 自衛隊の炊事車と野外炊具 イーグルカレーの試食 |
---|---|
場所(住所) | 埼玉県狭山市稲荷山2-3 地図で確認 |
開催日 | 入間基地のイベントカレンダー参照 |
料金 | 無料(※応募による抽選です) |
交通アクセス | 【電車】西武池袋線「稲荷山公園駅」下車、徒歩1分 |
電話番号 | 04-2953-6131(入間基地渉外室広報班) |
備考 |
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