天覧山について
天覧山(てんらんざん)は、埼玉県飯能市の北西部にある丘陵です。高さ195メートル、独立峰なので展望がよく、家族連れのハイキングに人気があります。
天覧山はもと愛宕山(あたごやま)と呼び、十六羅漢像が安置されてからは羅漢山(らかんざん)といわれました。その後、明治16年(1883)にこの地方で陸軍大演習が行われたとき、明治天皇が山上に立たれたので、それを記念して山名を天覧山に改めました。
天覧山の写真
【天覧山入口、しばらく舗装道が続きます】
天覧山に行こう
家族連れのハイキングや子供たちの遠足の地として親しまれている天覧山は、春は山麓の桜、初夏はツツジ、秋は紅葉と、季節の風景が楽しめる場所です。
【天覧山の麓にある公園】
天覧山周辺の観光スポット
天覧山は登山口から頂上まで20分位なので散策気分でハイキングが楽しめます。また、天覧山の周辺には見所が多く、庭園の美しさで有名な能仁寺、桜名所で鉄腕アトム像がある飯能中央公園、飯能地方の歴史が学べる飯能市郷土館、川遊びができる飯能河原など、たくさんの観光スポットがあります。
【天覧山中段、ここから山道です】
【綱吉ゆかりの十六羅漢像】
天覧山の羅漢像について
天覧山の山腹には羅漢像(らかんぞう)があります。江戸時代、徳川五代将軍綱吉が病気にかかったときに能仁寺の和尚が病気平穏の祈願をしました。綱吉は無事健康をとり戻し、生母・桂昌院は感謝のしるしとして16体の羅漢像を寄進しました。それまで愛宕山と呼ばれていましたが、このときから羅漢山といわれるようになりました。(後に天覧山と改称)
【ユニークな顔立ちの羅漢さま】
【岩場を登ると山頂です】
【天覧山の山頂、天覧山入口から15分ほどで到着】
埼玉県指定名勝の第1号
天覧山は山容の美しさに加え、山内の名刹能仁寺をはじめ郷土の武将や学者、文人の墓、史跡碑が数多くあることから、大正11年(1922)、埼玉県指定名勝の第1号となりました。
【山頂からは素晴らしい景色が望めます】
天覧山の標高は195メートルと低いですが頂上からの眺望はよく、飯能市街が一望できます。また、奥武蔵や奥多摩の山々、富士山のほか、東京スカイツリーも見えるそうです。
【天覧山と飯能中央公園の桜】
天覧山と多峯主山
天覧山だけでは物足りないと思う方は、天覧山から多峯主山(とうのすやま)へ至るコースをお勧めします。天覧山の山頂から見返り坂、雨乞い池、黒田直邦の墓を通って多峯主山へ。多峯主山山頂からは吾妻峡方面へ下山し、飯能河原に向かいます。総歩行距離およそ約9km、徒歩約2時間30分。天覧山多峯主山ハイキングも人気のある散策コースです。
天覧山のご案内
名称 | 天覧山(てんらんざん) |
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場所(住所) | 埼玉県飯能市飯能 地図で確認 |
交通アクセス | 【徒歩】西武池袋線「飯能駅」北口より徒歩20分。 【バス】西武池袋線「飯能駅」北口バス停より、国際興業バス乗車「天覧山下」バス停下車。徒歩5分。 【車】圏央道「狭山日高IC」下車、約25分。 |
駐車場 | なし(飯能市郷土館/飯能市市民会館 駐車場は、イベントなどで使用できない時があるので要確認) |
駐車場料金 | |
電話番号 | 042-974-7900 (飯能市観光案内所) |
備考 |
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