あけぼの子どもの森公園について

ムーミン谷を再現した公園

埼玉県飯能市の阿須（あず）に「あけぼの子どもの森公園」があります。この公園の特徴は、北欧の童話やアニメで有名なムーミンの世界をモチーフにつくられていることです。ムーミン屋敷や森の家、小川、遊歩道など、ムーミン谷の世界が飯能の自然をうまく利用して再現されています。特に上の写真手前の建物は、原作のムーミン一家の水浴び小屋にそっくりです。

※2019年開業予定のムーミンテーマパークは宮沢湖（埼玉県飯能市宮沢）に建設中で、あけぼの子どもの森公園とは別施設（別運営会社、別の場所）です。

あけぼの子どもの森公園への交通アクセス

あけぼの子どもの森公園の最寄駅は、西武池袋線「元加治駅」です。駅からは徒歩で20分ほどかかるので、車でのアクセスが便利です。

車の場合は、圏央道（首都圏中央連絡自動車道）狭山日高ICから県道195号経由で約20分。または圏央道入間ICから約20分。駐車場は隣接する市民体育館・ホッケー場・市民球場と共用で、約250台置けます。駐車場の料金は無料です。

あけぼの子どもの森公園は、狭山日高IC・入間ICの開通によって首都圏からの日帰りドライブに便利なスポットです。そのため駐車場には県外ナンバーの車も多く見かけます。

ムーミン屋敷で楽しく遊ぼう！

ムーミンが住む家、ムーミン屋敷です。巨大なキノコのような形で、屋根には本物の草が生えています。このムーミン屋敷の中には入る事ができます。玄関を入るとすぐに「ダイニングキッチン」が、その隣りには暖炉のある「いこいの広場」があります。

大きな丸い暖炉がある「いこいの広場」

木のぬくもりを感じる内装、アンティーク風の照明やステンドグラスの窓、ツタをイメージした手すりなど「いこいの広場」はとても気持ちの良い空間になっています。遊び場にするにはもったいないほどで、大人もくつろげる場所です。

2階への螺旋階段を上るとムーミンホールがあります。ムーミン童話にでてくる仲間たちの小部屋には色々な所に仕掛けが隠され、子どもたちは自由に楽しく遊べます。さらにムーミン屋敷には地下室もあり、こちらは工房になっています。

ムーミンは森の妖精

キノコの形と表現しましたが、ずんぐりむっくりのこの形、ムーミンの体型に似ていませんか？ところで、ムーミンはカバに似ていますがカバではなくて、ムーミントロールという森の妖精なのです。

雑誌『ガルム（1943年）』の風刺画に描かれた初期のムーミンには耳としっぽがなく、どちらかというと気味の悪い姿でした。現在のような姿で描かれたのは、5年後の1948年頃になってからです。

大きな鼻とピンとたった耳、ポッコリとしたお腹、そして太く短い手足。ムーミンは見てるだけでほんわりする癒しキャラですね。

ふるさと納税でムーミングッズがもらえる

飯能市のふるさと納税に「ムーミン基金」が追加されました。ムーミン基金は飯能市の観光施策の推進に使われる基金で、そこへ寄付をすると返礼品としてムーミングッズが選択できます。

ムーミングッズには、ムーミンのイラストが入ったマグカップやヘアブラシのほか、ぬいぐるみセットなどがあります。フィンランドからの直輸入品で、日本国内では入手困難なアイテムとのこと。ムーミングッズに興味がある方は、飯能市のふるさと納税をチェックしてみてください。

次ページでは、ウロコに覆われたドーム屋根が特徴的な子ども劇場（多目的ホール）を紹介します。