トーベ・ヤンソンさんとムーミン物語
トーベ・ヤンソン(1914-2001)さんは、ムーミン物語の作者です。しかし、それだけでなく画家、絵本作家、漫画家、小説家と幾つもの才能をもつ芸術家でした。
トーベ・ヤンソンさんは1914年8月9日にフィンランドのヘルシンキに生まれました。父ヴィクトルは彫刻家、母シグネは挿絵画家で、2人の弟がいました。6歳ちがいのペル・ウロフは写真家、12歳ちがいのラルスは小説家で、ヤンソン一家はまさに芸術家一家でした。
ムーミントロールの誕生
トーベ・ヤンソンさんはフィンランドの自然の中で過ごした子供時代の思い出や、家族・友達など身近な人々をもとに物語を作りました。そして1945年に、ムーミントロールが活躍するお話「小さなトロールと大きな洪水」が出版されました。ムーミン物語は最終刊の「ムーミン谷の十一月」(1970年)まで全9作品あり、約26年間かかって出版されました。
あけぼの子どもの森公園の写真(3)
【森の家】
ムーミンの資料館
森の家はムーミン童話の作者トーベ・ヤンソンさんの資料を展示した資料館です。1階はトーベ・ヤンソンさんのふるさとに始まり、子供時代、ムーミントロールの誕生、そしてムーミンシリーズへと時代を追ってパネル資料が並んでいます。
森の家の2階はミニ図書室になっています。ムーミンに関する書籍・絵本がたくさんあるので、読みたいムーミンの本を探してみてはどうでしょうか?
【絵本を読めるスペース】
名作アニメ「ムーミン」
ムーミンは日本で2度にわたってアニメーションが作られています。アニメ化第1弾は1969年にフジTV系で放映されました。第2弾は前作よりも原作に忠実に製作され、1990年から1992年までTV東京系で放映されました。このリメイク版は世界中の約100ヵ国で放映され再びムーミンブームを巻き起こしました。
【あけぼの子どもの森公園】
ムーミンの故郷について
ムーミンの産みの親・トーベヤンソンさんの原画を見たい方は、フィンランドのタンペレ市にあるムーミン谷博物館へ。ムーミン谷博物館には約2,000点もの収蔵作品があり、ムーミン物語の原画やムーミン屋敷(立体模型)が展示されています。来館者の8割近くが外国人で、そのうち最も多いのが日本人だとか。また、フィンランド南西部のナーンタリにはテーマパーク「ムーミンワールド」があり、世界中のムーミンファンが訪れています。
ムーミン谷博物館(Moominvalley) - ムーミンの故郷へ行こう!ムーミン谷博物館は、フィンランドにあるムーミン物語の原画を収蔵した博物館です。
ムーミンワールド(Moomin World) - ムーミンに会いに行こう!ムーミンワールドは、フィンランドにあるムーミン物語を再現したテーマパークです。
【西川材の丸太でつくられた森の家】
西川材について
江戸時代に、名栗川(入間川)、高麗川(こまがわ)、越辺川(おっぺがわ)は江戸の西に当たることから「西川」と呼ばれていました。この西川の地方(飯能市、日高市、越生町、毛呂山町)から荒川を経て、スギやヒノキの木材を筏により江戸へ運んでいたので、「江戸の西の方の川から来る木材」という意味で「西川材」と呼ばれるようになりました。
あけぼの子どもの森公園にある建物は、飯能産西川材の「ひのき丸太」を使って作られています。特に「森の家」の縦に連ねて波打つような壁は印象的です。
あけぼの子どもの森公園のご案内
名称 | あけぼの子どもの森公園 |
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場所(住所) | 埼玉県飯能市大字阿須893-1 地図で確認 |
開園時間 | 午前9時から午後5時まで |
休園日 | 月曜日(祝日の場合はその翌日)、12月28日~1月4日 |
料金 | 無料 |
交通アクセス | 【電車】西武池袋線「元加治駅」から徒歩20分。 |
駐車場 | 駐車場あり(約250台) ※市民体育館、市民球場、ホッケー場と共同利用です |
駐車場料金 | 無料 |
電話番号 | 042-972-7711 |
備考 |
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