「ローマの休日」の撮影場所について
以前からイタリアに行ったら、ローマの休日のロケ地を訪れてみたいなと思っていました。(もちろん映画の影響です)今回ローマに2日間滞在する機会があり、念願のロケ地めぐりをすることができました。(→ロケ地マップはこちら)
第1日目はサン・ピエトロ駅を出発して、このページで紹介している「サン・ピエトロ寺院~トラヤヌスの記念柱」、および次ページの「フォロ・ロマーノ~真実の口」の順に見て回りました。
第2日目はテルミニ駅を出発して、「共和国広場~スペイン広場」、および「マルグッタ通り~ポポロ広場」です。基本的にホームページで紹介している順に移動しています。
ローマの休日名所めぐり(1)
【サン・ピエトロ広場(バチカン市国)】
バチカン市国を見学
映画「ローマの休日」のロケ地を紹介します。まずはじめは、ローマ教皇を元首とする世界最小の独立国、バチカン市国です。バチカンは全世界9億人の信者を有するカトリックの総本山として有名です。
サン・ピエトロ寺院の左手には宝物館が、右手には博物館があります。多数の芸術品がありますが、特に有名なのはシスティーナ礼拝堂にあるミケランジェロの傑作「最後の審判」でしょう。何年にもわたって行われた修復・洗浄作業が完了し、当時の鮮やかな色彩を見ることができます。
映画「ローマの休日」では、サン・ピエトロ寺院とクーポラから眺めたサン・ピエトロ広場の場面が映画のタイトル・バックで使われています。
【サンタンジェロ城とテヴェレ川】
サンタンジェロ城
サンタンジェロ城の真下、テヴェレ川で船上ダンスパーティが行われた場面です。アン王女がテヴェレ川に鼻をつまんで飛び込む場面では、オードリーの演技を10回も撮りなおしたとか。当然、グレゴリー・ペックも10回、テヴェレ川に落ちました。(ご苦労様です)
【テヴェレ川に架かる橋(サンタンジェロ地区)】
【ヌオーヴァ教会修道院時計塔】
ヌオーヴァ教会修道院の時計塔
鐘の音で目を覚ますと時刻は12時を指していた……。ジョーのアパートから見えた時計塔です。写真を撮るなら12時ジャストと思っていたのですがこの時計、動いていませんでした。(残念)
【太陽をバックにした時計塔】
時計塔はV.エマヌエーレ2世通りからフィリッピーニ通りに入った、オロロージョ広場より見えます。映画とは異なり、マルグッタ通りからは見えないので注意して下さい。
【パンテオン】
パンテオンで休憩
パンテオン右手のロトンダ通りに、オープン・テラスのカフェがあるという設定です。実際には、ロトンダ通りに映画のようなテラスはありません。映画で使用されたのは、バブィーノ通りにあるカフェ・ノテーゲンです。
しかし、パンテオン手前の広場には、いくつものテラスが並んでいます。映画の雰囲気を味わいたい方はぜひアイスコーヒーをシャンパンを。
【ヴィットリオ・エマヌエーレ2世記念堂】
V.エマヌエーレ2世記念堂とヴェネツィア広場
カメラマンのアーヴィングから借りたヴェスパ(スクーター)で、ジョーとアン王女がローマの観光地めぐりをしている場面です。2人が疾走したのもこの広場周辺でしたね。そのせいで警察のお世話になってしまいましたが。
【ヴェネツィア広場】
映画の撮影時、このヴェスパのシーンはとても苦労したそうです。大スターのグレゴリー・ペックとオードリー・ヘプバーンがローマ市街を走りまわるたびに、地元イタリアの人々が手を振ったり近づいたりで何回も撮り直しをすることになったとか。
ところで映画では2人ともヘルメットをかぶらずにヴェスパに乗っていましたが、現在のローマでは道路交通法違反になってしまいます。最高で285ユーロの罰金が科せられてしまうので、くれぐれも真似はしないように。
【トラヤヌスの記念柱】
【トラヤヌスの記念柱(拡大)】
トラヤヌスの記念柱について
柱のアップがタイトル・バックで使われています。トラヤヌスの記念柱は高さ約30m、台座を含めると42m。円柱の下にはトラヤヌス帝の骨壷が埋められました。2世紀初頭、トラヤヌス帝によって行われたダキヤ征服戦争の様子が、下から上へとらせん状に、幅1m、長さ200mの浮き彫り絵巻にされています。
(次ページ、「ローマの休日」名所めぐり(2)に続く)
ローマの休日の撮影場所のご案内
名称 | 「ローマの休日」名所めぐり 映画の撮影場所(ロケ地)を紹介 |
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場所(所在地) | ローマ、バチカン周辺 地図で確認 |
国名(地域名) | イタリア |
備考 |
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