地理雑学 [世界地理]
イタリアの中にある独立国はどこ?
イタリアの中には2つの独立した国があります。バチカン市国とサンマリノ共和国です。
バチカン市国について
バチカン市国(バチカンしこく)は、イタリアの南部、ローマ市内にある小国です。面積は0.44平方km、世界で一番小さい国です。バチカン市国はローマ教皇が統治するカトリック教会の総本山で、国全体が世界文化遺産として登録されています。
バチカン市国の建国は1929年。イタリアとローマ法王庁との間でラテラノ条約が締結され、独立国家として承認されました。
サンマリノ共和国について
サンマリノ共和国(サンマリノきょうわこく)は、イタリアの北東部、アペニン山脈の一角を成すティターノ山にある小国です。面積は61平方km、大きさでは世界で5番目に小さい国です。サンマリノ共和国は世界最古の共和政の国で、首都は国名と同じサンマリノ市です。
サンマリノ共和国の建国は、伝承によると4世紀ごろと伝わります。ローマ帝国の迫害から逃げてきたキリスト教徒たちがつくった国で、イタリアとの間では1897年に友好条約(関税同盟を含む)が締結されました。
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