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観光情報 [愛知県]

中川運河と松重閘門について

日本/愛知県

中川運河(なかがわうんが)は、名古屋港(名古屋市港区)と旧国鉄笹島貨物駅(中川区)を結ぶために造られた運河です。大正15年(1926)に着工、昭和5年(1930)に開通しました。

松重閘門(まつしげこうもん)は、中川運河と並行して流れる堀川との連絡を図るために設けられた閘門です。中川運河の水位は堀川(松重地区)より約1メートルほど低いため、船が行き来するためにはその水位を調節する閘門が必要でした。
(→運河の種類と仕組み

松重閘門は昭和5年に完成し翌6年から使用され、長年に渡り名古屋の産業を支えてきました。しかしながら昭和30年代の後半から陸上輸送の台頭によって水上輸送の需要が次第に減り、昭和51年(1976)、閘門の使用が停止されました。その後、水門内部は埋め立てられ、付近は昭和61年(1986)に松重閘門公園として整備されました。

旅行時期 [2009年7月]

松重閘門の写真


【松重閘門(奥)と松重橋(手前)】

松重閘門を見学

新幹線からも見えるレトロな建物、名古屋の近代化遺産として有名な松重閘門です。堀川と中川運河を結んでいた水門ですが、現在は使用されていません。


【松重閘門の尖塔】

高さ約20メートル、2基1組の尖塔には、水門開閉用の釣り合いおもりが収容されています。


【かつての水門跡】

一対の尖塔をつなぐ鉄橋には40トンの鋼鈑が吊られ、それを上げ下げすることにより水位差を調整します。中川運河松重閘門は上下式の水門ですが、中米にあるパナマ運河は両開き式です。


【暗くなるとライトアップされます】

松重閘門は平成5年(1993)に名古屋市の都市景観重要建築物に指定されました。装飾性の強い優れた外観は、ライトアップされた夜が特に美しいといわれます。

松重閘門のご案内

名称 中川運河松重閘門(まつしげこうもん)
場所(住所) 愛知県名古屋市中川区 地図で確認
構造 鉄骨鉄筋コンクリート造、人造石塗り洗出し、一部花崗岩張
設計者 藤井信武(名古屋市建築課)
完成 昭和5年(1930)
閘室サイズ 有効長90.9m×有効巾9.1m
通行時間 最大30分
料金 見学自由
交通アクセス 【電車】名鉄名古屋本線山王駅から徒歩約3分
【バス】市バス「日置橋」から徒歩約2分
備考

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