駿府公園について
静岡市の葵区にある駿府公園(すんぷこうえん)は、徳川家康の居城としてつくられた駿府城跡を整備した総合公園です。
二重の堀に囲まれた広い園内には、城の面影を伝える東御門(ひがしごもん)や巽櫓(たつみやぐら)、家康の銅像、県内各所の名勝をイメージした駿府公園紅葉山庭園(もみじやまていえん)があります。また、自由広場、沈床園、テニスコート、遊戯広場、児童会館等の施設を備え、市民の憩いの場、レクリエーションの場となっています。
駿府公園は県内有数の桜スポットです。春になると数百本もの桜が園内を彩り、多くの花見客でにぎわいます。4月上旬には静岡まつりが開催され、家康公の花見を再現した「大御所花見行列」をはじめ、「夜桜乱舞」「登城行列」などが繰り広げられます。
駿府公園の写真
【駿府公園】
駿府公園に行こう
JR静岡駅北口から県庁の方向に歩くこと約10分、二重の堀がめぐる駿府城跡に到着です。駿府城(別名:静岡城)は、天正13年(1585)に徳川家康が築城し、江戸に移るまでの4年間と大御所時代の10年間を過ごした城として知られます。
江戸時代、再度の火災で焼失し石垣とお濠を残すのみとなりましたが、平成元年に市制100周年を記念して巽櫓が、平成8年には東御門が復元されました。
【徳川家康公銅像】
徳川家康公の銅像
駿府公園ほぼ中央の本丸跡には、鷹を手にした家康公の銅像がたっています。浜松城にある若き日の徳川家康公と比べると、こちらは実に恰幅のよい姿です。
【家康公お手植えのみかんの木】
家康公お手植えのみかんの木
銅像の隣には家康公お手植えのみかんの木があります。家康が駿府に隠居したとき、紀州から献上されたものといわれています。ホンミカン呼ばれる小型の実をつけるこのみかんの木は、静岡地方のみかんの起源を語る貴重なものです。
【弥次喜多銅像】
弥次喜多銅像
東御門の手前、巽櫓をバックに弥次さん(左)喜多さん(右)の銅像があります。静岡市出身である十辺舎一九の「東海道中膝栗毛」刊行200周年記念として建てられました。
【駿府浪漫バス(写真のバスは葵小町)】
市内観光はバスが便利
家康公、竹千代くん、葵小町の愛称がついたレトロなバスが市内を巡回しています。料金は1回100円。平日は20分間隔、休日は15分間隔で運行します。JR静岡駅前から、東御門、浅間神社などおもな見所を巡り、1周約40分で静岡駅に戻ります。市内観光にとても便利です。車椅子にも対応しています。
駿府公園のご案内
名称 | 駿府公園/駿府城跡(すんぷこうえん/すんぷじょうあと) |
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場所(住所) | 静岡県静岡市葵区駿府公園1-1 地図で確認 |
開園時間 | 終日開放(駿府公園内は見学自由) |
有料施設 | 東御門・巽櫓 大人200円、小人50円 駿府公園紅葉山庭園 大人150円、小人50円 |
交通アクセス | 【電車】JR静岡駅北口より徒歩15分 【バス】駿府浪漫バス(大人100円/小人50円) |
駐車場 | 駐車場なし |
電話番号 | 054-221-1433(静岡市公園整備課) |
備考 |
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