グレート・プラザについて
グレート・プラザ(Great Plaza)とは、ティカル遺跡の中心部に位置する「大きな広場」のことです。この広場を挟んで東西にはティカル1号神殿、ティカル2号神殿が、南北にはノース・アクロポリス、セントラル・アクロポリスが向かい合っています。
草の緑が美しいこのグレート・プラザ、なぜか音がよく響きます。マヤの遺跡には、広場や球戯場など、エコーがかかる不思議な空間があります。
グレート・プラザの写真
【ノース・アクロポリス】
グレート・プラザの北側に位置するノース・アクロポリス(North Acropolis)は、紀元前200年から紀元後900年ごろに建造されました。ここには100以上の建築物があります。
ノース・アクロポリスの手前には、石碑(ステラ:Stela)が20数個並んでいます。そして石碑の前には丸い祭壇(アルタ:altar)が置かれています。
【セントラル・アクロポリス】
セントラル・アクロポリス(Central Acropolis)は、紀元前300年から紀元後600年ごろ建造されました。ティカルの王族が住んでいたと思われるこの敷地には、45の建築物と2~3階建ての宮殿に囲まれた6つの中庭があります。
セントラル・アクロポリスにはマーラー宮殿(Mahler Palace)があります。ティカル遺跡の初期の調査者である「Teoberto Maler」から名前をとった建物で中央入口には彼のサインが刻まれています。
【ティカル1号神殿】
1号神殿(Temple I, Temple of the Great Jaguar)は、高さ51m、西暦700年前後に建造されました。上部の神殿入口に巨大なジャガーの彫刻が発見されたため、大ジャガーの神殿と呼ばれます。
【ティカル1号神殿(横から)】
1号神殿のピラミッド部は9層からなり、階段が1つ付いています。この階段は幅が狭く急なため、過去に観光客や警備員の転落死事故がありました。そのため現在は登ることが禁止されています。
【ティカル2号神殿】
2号神殿(Temple II, Temple of the Masks)は、高さ38m、西暦700年前後に建造されました。屋根飾りに顔の浮き彫りがあることから、仮面の神殿と呼ばれています。
【ティカル2号神殿(下から)】
2号神殿のピラミッド部は三層にわかれており、一段一段が大きなつくりになっています。1号神殿同様、正面の階段は登ることが禁止されています。しかし、ピラミッド横に手すりつきの階段があるので神殿部まで登ることができます。
(次ページ、ティカル3号神殿と4号神殿に続く)
ティカル遺跡のご案内
名称 | グレートプラザとその周辺 - ティカル1号神殿、2号神殿 |
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場所(所在地) | グアテマラ北部、ペテン地方 地図で確認 |
国名(地域名) | グアテマラ |
備考 |
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