フローレスについて
フローレス(Flores)とは、フローレス島(Flores Island)とサンタ・エレーナ地区、サント・ベニート地区をまとめた地域の総称です。ペテン県の中心都市であり、グアテマラの観光産業の要であるフローレス空港があります。
フローレスからティカル遺跡まで約60キロ、この間の道はよく整備された立派な舗装路になっています。
フローレスの写真
【ティカル・ジェットでフローレスへ(ペテン・イツァ湖)】
ティカル観光の第一日目、ティカル・ジェットはペテン地域で最大の湖ペテン・イツァ湖をかすめるかのようにフローレス空港へ着陸しました。
途中、窓からは見渡す限りのジャングル、ペテン・イツァ湖、そしてフローレス島が見えました。フローレス島にある家々は屋根や外壁が赤いので、空から見るとよく目立ちます。
【フローレス島】
このフローレスでは、アルマジロやテペスクゥイント(オオテンジクネズミ)といった珍しい動物の料理があるそうです。
テペスクゥイントとは、ネコぐらいの大きさのげっ歯類(巨大ネズミ)、グアテマラでは昔からよく食用にされてきた野生動物とのこと。いったいどんな味がするのでしょうか?今回は時間がなかったため挑戦することができませんでした。もし次回機会があったらぜひ食べてみたいと思います。
【フローレス島の町の様子】
サンタ・エレーナで昼食をとった後、レジェノ橋を渡ってフローレス島へ。島は意外と小さく、20分もかからず歩いて一周できました。
写真は商店やレストラン、土産屋が並ぶ大通りですが、現地の人はほとんど見当たらずどの店も閉まっていました。ティカル観光の拠点となる町のはず、なぜこんなに静かなの?と思っていると「今日は日曜日だから」とガイドさんの一言。(なっとく)
【フローレス島の教会】
フローレス島の中心部は小高い丘のようになっています。そこには、大きな広場と、この白壁の美しいカテドラル(司教座聖堂)があります。カテドラルとは、司教座(カテドラ:司教の座る椅子)のある聖堂のことをいいます。さらに、「司教の座る椅子」の意味が転じて教区の中心都市を示します。
【マヤの神々】
町中のいろんな場所で、マヤの神やマヤ文字のイラストを見ることができました。マヤ文字は理解できなくても見ているだけで楽しいですね。写真の手前に描かれているマヤの神は、
イシュチェル(Ixchel): 洪水と豪雨を司る女神。頭に蛇を乗せ、大腿骨の模様がついたスカートをはいた老婆の姿で描写される。
イシュタム(Ixtab): 生け贄、自殺、絞首台の女神。首にロープを巻き付けてぶら下がる姿で描写される。(すごい神様ですね)
【ペテン・イツァ湖】
ペテン県最大の湖ペテン・イツァ湖は、長さ約30キロ、幅5キロ、面積約100平方kmあります。ペテン・イツァ湖は石灰岩の地盤のくぼみに水がたまってできた湖です。
ペテン・イツァ湖でよく見かけたのがカメです。たくさんのカメが頭だけ出して泳いでいました。まるで平泳ぎをしているかのようで、見ていてとてもユーモラスでした。マヤ文明では雨の神チャク(Chac)とともに、カメも雨のシンボルといわれます。グアテマラの土産屋ではカメの形をした置物やカメの模様を織り込んだウィピルなどを見かけました。
ウィピルとは、グアテマラ先住民女性の伝統的な衣装です。袖なしのブラウス状の貫頭衣で、グアテマラ・レインボーといわれる色鮮やかな模様が特徴的です。その模様には幾何学的なものから動物や鳥、空想の生き物などが織り込まれています。
【ペテン・イツァ湖の湖畔にあるホテル】
カミノ・レアル・ティカル
今回宿泊したホテルは、カミノ・レアル・ティカル(Camino Real Tikal, Guatemala.)です。ペテン・イツァ湖の湖畔にあり、ティカル国立公園まで車で約30分ほどの便利な場所にあります。部屋のバルコニーからは、ペテン・イツァ湖を眺めることができました。夕暮れ時の湖は、とても美しかったです。
(次ページ、世界遺産・ティカル遺跡の見学に続く)
フローレスのご案内
名称 | フローレス島とペテンイツァ湖 - グアテマラ観光 |
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場所(所在地) | グアテマラ北部、ペテン地方 地図で確認 |
国名(地域名) | グアテマラ |
備考 |
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