マルセイユの旧港について
マルセイユはフランスの南部、プロヴァンス地方にある港町です。地中海に臨むこの港はフランス最大の貿易港としても知られています。
マルセイユ観光の拠点である旧港は、サン・ジャン要塞とサン・ニコラ要塞の間で地中海と通じています。この旧港周辺をぐるりと回るだけでも、様々な名所を見ることができます。
マルセイユの写真(2)
【マルセイユの旧港を眺めるのならサン・ローラン展望台へ】
マルセイユの眺望なら
サン・ローラン教会の手前にある展望台です。この展望台からは、旧港、ノートルダム・ド・ラ・ギャルド寺院、サン・ジャン要塞、サン・ニコラ要塞などの眺めがとても良いです。私の見たマルセイユの眺望ベスト3は、
1位、ノートルダム・ド・ラ・ギャルド寺院から見たマルセイユ
2位、サン・ローラン展望台から見た旧港
3位、ファロ宮そばのテラスから見た地中海
マルセイユに鉄道でこられた方は、サン・シャルル駅の大階段からの眺めもおすすめです。
【旧港の北側にある要塞、サン・ジャン要塞】
【旧港の南側にある要塞、サン・ニコラ要塞】
【ベルジュ埠頭の魚市場】
ベルジュ埠頭の魚市場
毎朝、旧港のベルジュ埠頭(ベルギー人埠頭)では魚市が立ち、地中海から獲れたての魚介類が並びます。それを売買する人、見物する観光客。市場は活気にあふれ、とても賑やかです。(ただし夏場だけで、冬場はそれほど賑やかではないそうです)
上の写真は9時ごろの様子です。午前中でほとんど終わってしまうので見学するなら朝一番がいいと思います。なお、マルセイユの観光名所であるイフ島(イフ城)へは、このベルジュ埠頭から遊覧船で行きます。
【グランド・ジョリエット停泊区(新港)】
旧港ではヨットやレジャー用の小型船しか見ることができません。新港であるグランド・ジョリエット停泊区では、地中海クルーズ中の豪華客船や大型船が停泊します。運がよければこれらの船を間近から見ることができます。
【パニエ地区】
パニエ地区について
マルセイユはパリに次ぐフランス第2の大都市ですが、日本の大都市とはまったく趣の異なる町並みです。
旧港の北側に位置するパニエ地区は、かつて漁師たちの居住区でした。昔ながらの家々が並び、細い路地や階段が入り組んでいます。パニエ地区を散策すると、マルセイユの下町といった雰囲気が味わえます。
【ヴィエイユ・シャリテ(旧慈善院センター)】
【アーケードのついた3階建ての回廊、中庭より】
ヴィエイユ・シャリテ
ヴィエイユ・シャリテは、恵まれない人々を収容しようという計画で始まった貧民救済院でした。マルセイユ出身の建築家、ピエール・ピュジェとジャン・ピュジェ兄弟の設計により、1671年から1749年にかけて建てられました。
卵形のドームを持つ中央礼拝堂のまわりには、アーケードのついた3階建ての回廊が取り囲んでいます。フランス・バロック建築の傑作、とても見事な建築物です。
中には地中海考古学博物館があり、地中海沿岸の考古学的遺品や古代エジプトの豊富な収蔵品が展示されています。特に考古学博物館にある古代エジプト彫刻のコレクションは、ルーヴル美術館をしのぐともいわれています。
【サント・マリー・マジョール大聖堂】
【荘厳な雰囲気が漂う建物内部】
サント・マリー・マジョール大聖堂
サント・マリー・マジョール大聖堂は、1852年から1893年にかけて建造されました。長さ140m、天井までの高さ70m、ローマ・ビザンチン様式の巨大で壮麗な建物です。
マジョール大聖堂の隣には旧マジョール大聖堂が残っています。こちらは12世紀中頃のロマネスク建築です。
(次ページ、マルセイユでイフ島クルーズに続く)
マルセイユのご案内
名称 | マルセイユの旧港をひとめぐり |
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場所(所在地) | マルセイユ 地図で確認 |
国名(地域名) | フランス |
備考 |
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