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ベルサイユ宮殿と庭園
ベルサイユ宮殿は、17世紀にフランス王ルイ14世が建造した壮大な王宮です。パリ西方20キロのイヴリーヌ県ベルサイユにあります。ベルサイユ宮殿はその眺望を意図した大庭園を含めて、ルイ14世治下のフランス王権の強大さを示すものです。また、17世紀・18世紀フランスの建築・美術の集大成ともいえます。
ベルサイユは、はじめルイ13世の狩猟用小別荘があったところです。宮殿建設に反対していた宰相マザランが1661年に死ぬと、ルイ14世はただちに増築に着手しました。建築家ルイ・ル・ボーが宮殿の第一次および第二次増築(1668)をおこない、造園家アンドレ・ル・ノートルによる庭園は1667年に着工されました。
現在の規模に拡大されたのは1678年から88年のマンサールによる増築です。このとき庭園内のオランジュリー(1681)、グラン・トリアノン(1687)、そして礼拝堂(1699~1710)が完成しました。
宮殿の中心をなす室は「鏡の間」とよばれる長大なギャラリーで、画家シャルル・ルブランが装飾しています。アンジュ・ジャック・ガブリエルの設計による華麗な歌劇場は、ルイ15世時代の増築です。
ミッキーマウスの顔に似ている?
ベルサイユ宮殿の庭園を航空写真で見ると、ミッキーマウスの顔に似ているといわれます。どうでしょう、似ていますか?
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