旧居留地めぐり
兵庫県神戸市にある旧居留地(きゅうきょりゅうち)は、JR元町駅東口から徒歩5分の大丸神戸店を目印に、東はフラワーロード、南は海岸通りで区切られたエリアです。
神戸の外国人居留地は、1868年にイギリス人土木技師J.W.ハートの設計によってつくられました。東西南北へ真っ直ぐに伸びる道路、遊歩道や公園、ガス灯、街路樹など。その整然と整備されたヨーロッパ風の街並みは現在もほとんど変わらず残り、日本でもっとも美しい街のひとつになっています。
旧居留地の写真(1)
【商船三井ビル】
神戸の旧居留地にある印象的な建物を紹介します。まずはじめは、旧居留地の中でも特に目立つこの建物、大正11年(1922)に建てられた商船三井ビルです。
【商船三井ビル】
商船三井ビルは元大阪商船神戸支店のビルで、アメリカルネサンス様式の外装を持ちます。1階部分の重厚感ある石積み、2階から7階までの細い柱が並んでいるように見えるデザイン、そして細かな浮き彫り彫刻など、神戸レトロビルの代表的存在です。
【海岸ビルと商船三井ビル】
国道2号線(海岸通り)沿いにある海岸ビルは、大正7年(1918)に三井物産神戸支店として建設されました。阪神淡路大震災により全壊認定を受け新たに建て替え、4階から15階建てのオフィスビルとなって再建されました。
【海岸ビル】
海岸ビルは震災前と同じ姿に再建すべく、ビルの4階までの低層部分は旧外壁を用いて建設当初の外観になっています。大正時代のビルと現代のビル、その対比がおもしろい建物です。
【神戸郵船ビル】
メリケン波止場のすぐ北、「海岸通1丁目1-1」という所在地に神戸郵船ビルがあります。阪神淡路大震災の一年前に耐震補強の改修工事を行っていたため、ほとんど被害は無かったという強運な建物です。
神戸郵船ビルは、神戸で最初にアメリカ領事館が開設された場所の跡地に、大正7年(1918)、旧日本郵船神戸支店として建設されました。現在、神戸郵船ビルには紳士服専門店「GRAND-BACK グランバック」が入っています。
【ジーニアスギャラリー】
ジーニアスギャラリーは、大丸神戸店の南側、ブルーの壁面が印象的な建物です。平成2年(1990)に若者向けのファッション・ビルとして開業、平成17年(2005)には開業後初の全面改装を行い全館リニューアルオープンしました。
まるでギャラリーのような建物には、ジーンズやカジュアルウエアの「ディーゼル」「ディースクエアード」、イタリアを代表するシューズブランドの「スペルガ」など様々なブランド店が入っています。
(次ページ、神戸の旧居留地めぐり(2)に続く)
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