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帝冠様式について
帝冠様式(ていかんようしき)とは、鉄筋コンクリート造りの現代的な建築に、日本の城郭風の屋根を載せた和洋折衷の建築様式をいいます。
愛知県名古屋市の中区にある愛知県庁と名古屋市役所は、帝冠様式の代表作です。洋風の本体に城郭をイメージさせる瓦(かわら)屋根を乗せた特徴あるデザインになっています。
旅行時期 [2009年7月]
愛知県庁と名古屋市役所の写真
【名古屋市役所(左)と愛知県庁(右)】
地下鉄名城線「市役所」駅から地上に出ると、名古屋市役所と愛知県庁が目にはいります。二つとも「洋風の建物の上に和風の屋根がのっている」帝冠様式と呼ばれる外観です。
【愛知県庁】
愛知県庁本庁舎は昭和天皇御大典の記念事業の1つとして建設され、昭和13年(1938)3月に完成しました。地上6階地下1階、頂部の城郭風の屋根が特徴的です。
【愛知県庁(正面)】
愛知県庁の下層部は褐色のテラコッタタイルが、上部は白の磁器タイルが使われています。
【名古屋市役所】
名古屋市役所本庁舎は昭和天皇即位の記念事業として建設され、昭和8年(1933)に完成されました。地上5階地下1階、愛知県庁本庁舎と同じく帝冠様式です。
【名古屋市役所(正面)】
名古屋市役所には鯱が12体
名古屋市役所の中央塔上部には鯱(しゃち)をのせています。2層の屋根の軒先に4対(2x4体)、最上部にも4体のせ、全部で12体います。名古屋城のある名古屋市らしい建物です。
愛知県庁のご案内
名称 | 愛知県庁(あいちけんちょう) |
---|---|
場所(住所) | 愛知県名古屋市中区三の丸三丁目1番2号 地図で確認 |
様式 | 帝冠様式 |
竣工 | 昭和13年(1938)3月 |
設計 | 基本設計:渡辺仁、西村好時 実施設計:愛知県総務部営繕課 |
構造 | 鉄骨鉄筋コンクリート造り、地上6階、地下1階 |
交通アクセス | 【電車】地下鉄名城線「市役所」駅から徒歩1分 |
駐車場 | 駐車場あり |
電話番号 | 052-961-2111(代表) |
名古屋市役所のご案内
名称 | 名古屋市役所(なごやしやくしょ) |
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場所(住所) | 愛知県名古屋市中区三の丸三丁目1番1号 地図で確認 |
様式 | 帝冠様式 |
竣工 | 昭和8年(1933) |
設計 | 平林金吾、名古屋市建築課 |
構造 | 鉄骨鉄筋コンクリート造り、地上5階、地下1階 |
交通アクセス | 【電車】地下鉄名城線「市役所」駅から徒歩1分 |
駐車場 | 駐車場あり。※名古屋市役所の駐車場は狭いため、できるだけ公共交通機関をご利用下さい。 |
電話番号 | 052-961-1111(代表) |
備考 |
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