大手桜について

長瀞の大手桜（おおてざくら、おおてのさくら）は「物見の桜」とも呼ばれ、品種はエドヒガン桜です。現在の桜樹は二代目といわれ、樹齢約200年（昭和57年現在）と推定されています。

大手桜は読んで字のごとく、天神山城（てんじんやまじょう）の大手門にあった桜と解されています。しかし、古老の話によると天神山城の大手桜ではなく、桜樹のある道路を越えた荒川沿いの田んぼの中にあった城（田城という地名があります）の桜とか、あるいは天神山城家臣の館の桜ともいわれ、どうも定かではありません。