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観光情報 [埼玉県]

川越まつりの歴史について

日本/埼玉県

川越まつりの起源は、慶安元年(1648)、当時の川越藩主松平信綱が神輿(みこし)2基と獅子頭、太鼓などの祭礼用具を川越氷川神社に寄進し、江戸の「天下祭」にならって「神幸祭(じんこうさい)」を興したことに始まると伝えられています。

神幸祭は神輿に召された氷川大神が氏子の町々を訪れる伝統儀式です。この神幸祭に各町内が、山車(だし)や付け祭(つけまつり)を伴って随行したものが現在の山車行事に発展しました。

祭り当日は豪華な山車が各町内を練り歩き、多くの人で賑わいます。以前は毎年10月14日・15日に行われていましたが、平成9年から10月の第3土曜日・日曜日に変更になりました。

2019年度の川越まつりは、2019年10月19日(土)、20日(日)に開催されます。山車の運行スケジュール、会場案内や交通規制など、川越まつりの当日情報は、川越まつり公式サイトで確認できます。

旅行時期 [2007年10月]

川越まつりの写真


【山車の曳き回し】

【祭り衣装の子供たち】

【手古舞姿の少女たち】

【一番の見所、川越市役所前の山車揃い】

川越まつりに行こう

江戸時代初期から350年以上もの歴史を持つ「川越まつり」は、川越市最大の祭りです。特に今年(2007年)は「川越城築城550年記念」「市制施行85周年記念」にあたり、盛大なお祭りとなりました。

川越まつりの見所は、華麗な山車が一箇所に集結する山車揃い(だしぞろい)に始まり、蔵造りの町並みを練り歩く山車行列、そして山車が互いに交差するときの挨拶曳っかわせ(ひっかわせ)です。また、あたりが暗くなった頃、メインストリートに勢揃いした山車が飾り置きされる宵山の山車飾り(よいやまのだしかざり)も見逃せません。


【川越氷川神社】

川越氷川神社の神幸祭

山車ばかり話題にしてしまいましたが、原点は川越氷川神社の神幸祭です。山車は元来付け祭りだったということも覚えておいて下さい。文政9年(1826)の長さ18mにも及ぶ氷川祭礼絵巻には、神幸祭を先頭に、川越城に向かう笠鉾型の山車と踊り屋台などが克明に描かれています。氷川祭礼絵巻は川越まつり会館で見学できるので、興味のある人はぜひご覧になって下さい。


【祭礼の都度、町内に設けられる会所(かいしょ)】

川越まつりの会所について

会所とは文字どおり、神と人、人と人が会う所です。祭り全体の指揮所となる場所で、会所には長老や世話役をはじめ町の人々がつめています。

会所奥には祭壇が設けられ、祭りの前日には神社の神職を招いて会所開きが行われます。祭りの運営は鳶(とび)の頭が運行責任者となり、町内の役員が宰領(さいりょう)となって指示をします。


【お揃いの衣装で山車(だし)を曳く】

川越まつりの山車について

祭りの主役となる山車は、いずれも趣向を凝らした作りとなっています。山車の一番上には御神像としての人形が飾られます。神様、武将、物語の主人公が題材で、優れた人形師によって作られたものが多いです。

山車の重量は約2~3トン。ハンドルもブレーキもない山車を人力で動かします。山車は宰領の指揮のもと、かわいい手古舞(てこまい)姿の女の子を先頭に、町内ごとのお揃いの衣装を身にまとった老若男女50人以上で曳かれます。山車の上にはお囃子や舞を踊るために5~7人の人が上がります。

蔵造りの家々を両脇に、けんらん豪華な山車が人形をせり出したままゆったりと練り歩く様子は、まるで錦絵の様です。現在、祭りの山車は29台あり、江戸末期~明治初期に作られた10台が埼玉県の有形民俗文化財に指定されています。


【囃子(はやし)に合わせて天狐が舞う】

川越まつりのお囃子について

川越まつりは山車や人形といった有形文化財だけでなく、神田囃子(かんだばやし)の正調を伝える囃子という無形文化財も含みます。そして、その囃子には必ず舞がつくことも特徴です。

お囃子の曲目には「屋台」「鎌倉」「昇天」などがあります。屋台では「天狐」や「獅子」の舞が、鎌倉では「オカメ」や「モドキ」の舞が行われます。天孤の舞は五穀豊穣を、獅子の舞は悪魔退散、オカメの舞は家内安全や子孫繁栄を祈願します。なお使用楽器は大太鼓1、小太鼓2、鉦1、笛1の構成となっています。

山車、人形、囃子、衣装など、すべてに正調の江戸流を伝える川越まつりは、平成17年2月に「川越氷川祭の山車行事」として国の重要無形民俗文化財に指定されました。

川越まつりのご案内

名称 川越祭(かわごえまつり)
場所(住所) 埼玉県川越市一番街商店街 地図で確認
山車集中路 一番街通り~中央通り(川越市役所前、札の辻~本川越駅)
開催日 10月の第3土曜日・日曜日
駐車場 臨時駐車場あり(交通規制マップ参照)※祭り当日、市内は交通渋滞が予想されます。アクセスには電車の利用をお勧めします。
電話番号 049-222-5556(川越市川越駅観光案内所)
備考

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