火渡り護摩供養について
火を燃やして仏に供養祈願する密教の修法を護摩(ごま)といいます。野外において修される護摩を柴燈護摩(さいとうごま)といい、特に大規模のものは大柴燈護摩供(だいさいとうごまく)、または柴燈大護摩供と呼ばれます。
火渡り護摩供養では柴燈護摩の奉修の後、残り火の上を素足で歩いて渡ります。この護摩供養によって、心の迷いを焼き尽くし、明るく生きる意欲が生まれ、又、念願成就のご霊験に浴することができるといわれます。
2019年度の成田山川越別院の火渡り祭りは、2019年11月23日(土・祝日)13:00から開催されます。場所は成田山川越別院(川越市久保町9-2)、見学は無料です。火渡り祭りの詳しい情報は、成田山川越別院公式Webサイトで確認できます。
火渡り祭りの写真
【護摩壇】 |
【ほら貝を吹く山伏】 |
【立ち上る白い煙】 |
【太刀で邪気祓いをする山伏】
火渡り祭りを見学しよう
無病息災や心願成就などを祈る火渡り祭りが11月23日、成田山川越別院(川越市久保町)で行われました。境内には火渡りを見ようと開始前から大勢の見物客が集まっていました。
午後1時になると山伏のほら貝が境内に響き渡り、火渡り祭りが始まりました。本堂の不動明王に祈祷した後、山伏の一行が市内をめぐり、続いて境内につくられた護摩壇の前で様々な儀式が執り行われました。
【ものすごい勢いで炎が上がる】
太刀や弓などを使った儀式の後、いよいよ護摩壇に火がつけられました。なお護摩壇は薪を積んで、これをヒノキの青葉で覆ってあります。
松明が左右別々の場所から入れられると、護摩壇は一気に燃え上がりました。白い煙とともに凄い火柱が立ち、そして護摩供養が始まりました。
【燃える護摩壇】
あたりにはお経を唱える声や、ほら貝、太鼓の音が鳴り響き、そして燃え上がる火の中に次々と祈願納札が投げ込まれていきました。
【火渡りの行、心頭滅却すれば……】
ある程度燃えると長い竹を使って地ならしをし、火渡りをする通路がつくられました。いよいよ火渡りの始まりです。
まず初めに山伏たちが渡り、次に事前に申し込みを済ませた一般参加者が、それぞれの願望成就を願いながら続きました。炭火がくすぶり続け熱そうでしたが、皆さん真剣な顔つきで渡りきっていました。
【無病息災などを祈りながら進みます】
火渡りでは服装に煙の香りがついたり、護摩の灰(火の粉)が飛んできたりします。参加する場合は少々汚れてもよい服装で。
【渡り終えると、お清めの塩を踏みます】
火渡りは一般の人も参加することができます。そして毎年大勢の人が火渡りを体験しています。迫力あるこの火渡り、ぜひ皆さんも一度見学してみては如何でしょうか?
火渡り祭りのご案内
名称 | 成田山川越別院の火渡り祭り |
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場所(住所) | 埼玉県川越市久保町9-2 地図で確認 |
開催日 | 11月下旬 |
駐車場 | 当日は駐車場はありませんので、電車・バスを御利用下さい。 |
電話番号 | 049-222-0173 |
備考 |
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