三芳野神社について
埼玉県川越市の郭町にある三芳野神社(みよしのじんじゃ)は、平安時代初期の大同2年(807)に建立されたと伝わります。川越城の築城当初から城内鎮守の宮として歴代城主の崇敬をあつめてきました。
三芳野神社の社殿は三間社の本殿に幣殿及び拝殿を付した複合社殿、銅板葺です。現存する社殿は川越城主・酒井忠勝が幕命を受け、寛永元年(1624)に再建したものです。その後、明暦2年(1656)に松平信綱によって修復されました。また、平成元年(1989)から平成4年(1992)にかけて三芳野神社の大修理が行われました。
三芳野神社は童謡「とおりゃんせ」発祥の地で、境内には「わらべ唄発祥の地」の碑が建っています。また、川越城七不思議の碑、初雁の杉の碑も建っています。
三芳野神社の写真
【わらべ唄発祥の地の碑】 |
【川越城七不思議の碑】 |
【初雁の杉の碑】 |
【三芳野神社】
三芳野神社を見学
川越城本丸御殿の向かい側に鎮座する三芳野神社です。この地は平安時代の歌物語「伊勢物語」の主人公である在原業平(ありわらのなりひら)が、東下りをしてきた時に訪れた「入間の郡みよしのの里」といわれます。現在は神社名でしか残っていませんが、三芳野(みよしの)とは川越の昔の呼び名で「神聖な美しい広い土地」という意味だそうです。
【とおりゃんせ発祥の地、三芳野神社の参道】
とおりゃんせ発祥の地
三芳野神社は、わらべ唄とおりゃんせ発祥の地といわれています。川越城内にあったため一般の人の参詣はなかなか難しく、その様子が歌われていると伝えられています。
【二代目初雁の杉の碑と、三代目初雁の杉】
川越城の七不思議 初雁の杉
川越城内の三芳野神社に大きい杉の木がありました。この木は「初雁の杉」とも呼ばれていたそうです。むかし、北の空から来た雁が、この木の真上まで来ると、決まって三声鳴きながら三度まわって南に飛び去るという話です。このため、川越城のことを初雁城とも呼ぶようになったといいます。
神社の裏手には三代目の「初雁の杉」が植樹されています。初雁の杉は、「腰掛杉」「腰掛けの杉」ともいうそうです。
三芳野神社のご案内
名称 | 三芳野神社(みよしのじんじゃ) |
---|---|
場所(住所) | 埼玉県川越市郭町2-25-11 地図で確認 |
拝観 | 境内自由 |
電話番号 | 049-224-0589(川越氷川神社) |
備考 |
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