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観光情報 [埼玉県]

東明寺について

日本/埼玉県

埼玉県川越市の志多町にある東明寺(とうみょうじ)は、稲荷山(いなりさん)称名院(しょうみょういん)と号し、一遍上人の開基による時宗(じしゅう:浄土教の一宗派)の寺です。本尊は慈覚大師作の虚空蔵菩薩(こくうぞうぼさつ)。

境内には川越夜戦跡の石碑や富士塚があります。かつて広大な寺領を有していた東明寺は川越夜戦(東明寺口合戦、天文の夜討などという)の激戦地跡と伝えられます。境内からはたくさんの骨が発掘され、その遺骸を納めたのが境内の一角にある富士塚です。

旅行時期 [2010年11月]

東明寺の写真


【東明寺の山門】

東明寺を見学

川越駅から「札の辻」バス停下車、北に向かって徒歩約10分のところに東明寺(とうみょうじ)があります。山門をくぐると、まず目に入ってくるのが、川越夜戦跡の石碑です。


【川越夜戦跡の石碑】

川越夜戦(河越夜戦)について

天文6年(1537)の戦いで北条氏綱(うじつな)に川越城を奪われた扇谷(おうぎがやつ)上杉朝定(ともさだ)は、再びこれを奪還すべく山内上杉憲政、古河晴氏と連合して約80,000の大軍をもって、天文14年(1545)10月に川越城を包囲しました。

これに対して、半年あまり籠城しひたすら防戦に努めていた川越城将・北条綱成は、翌天文15年(1546)4月20日の夜、小田原から来援した北条氏康(うじやす)の約8,000の兵と呼応し、約3,000の城兵を率いて出撃し連合軍を壊滅させました。

圧倒的な数を誇る連合軍を少数の兵力で撃滅したこの夜戦は、日本三大奇襲(日本三大夜戦)の一つとして有名なものとなっています。なお、この戦いの際、扇谷上杉朝定は討死し、これを境に北条氏は関東地方に一大勢力を樹立するに至りました。


【東明寺の本堂】

黒い空 (角川文庫)
松本清張の推理小説「黒い空」、実は三大奇襲の一つとして名高い「河越夜戦」が事件の鍵を握ります。内容は口論から激情して妻を殺してしまう現代の事件。はるか昔の河越夜戦の遺恨を巡る壮大で緻密な物語がどう展開していくのか……


【東明寺の山門と大銀杏(10月中旬)】

【大銀杏の黄葉(11月下旬)】

甲首の夜盗虫(かぶとのやとうむし)

夏の夜、甲首の夜盗虫が田畑を荒らす。この時戸を開けて表に出て「弁千代(べんちよ)、弁千代、弁千代」と三声唱えると、夜盗虫の群れはたちまち群れを乱して逃げ出してしまう。

この夜盗虫は昔川越の夜戦で討たれた両上杉勢の怨霊で、弁千代というのはその戦に勇ましく戦った北条方の少年であったという。

~韮塚一三郎編著「埼玉県伝説集成 上巻・自然編」より~

東明寺付近で、川越夜戦で敗れた山内・扇谷の両上杉勢の怨霊が夜盗虫になって出没するというお話です。「弁千代」というおまじないは、このときの川越城代・北条綱成の実弟で、勇ましい功績をたてた少年の名前です。

東明寺のご案内

名称 東明寺(とうみょうじ)
場所(住所) 埼玉県川越市志多町13-1 地図で確認
拝観 境内自由
開基 一遍上人
御本尊 虚空蔵菩薩
交通アクセス 川越駅から「札の辻」バス停下車、徒歩約10分
TEL 0492-22-4851
備考

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