菓子屋横丁の歴史について
かつて駄菓子の産地として全国的に名の知られた川越の菓子屋横丁。元々この横丁は養寿院の墓参道路でした。
明治のはじめに菓子職人・鈴木藤左衛門がこの横丁にやって来て松本屋という店を開きました。飴や駄菓子を作り始めたこの店が横丁の草分けとなり、その後、藤左衛門の弟子たちが「のれん分け」をして、しだいに菓子屋横丁を形成していきました。
最盛期は大正時代から昭和の初期。大正12年(1923)の関東大震災で被害を受けた東京に代わって駄菓子を製造供給するようになり、70軒ほどの業者が軒を連ねていました。
時代の移り変わりとともに需要も激減し、現在、伝統的な手づくりの味を楽しませてくれる店は20数軒のみ。しかし近年になって昔の駄菓子を懐かしむ観光客が増え、川越の新名所として大変な賑わいを見せるようになりました。
菓子屋横丁の写真
【菓子屋横丁】 |
【横丁だんご】 |
【川越名物のイモ】 |
【懐かしいおもちゃが所狭しと並ぶ】
菓子屋横丁を見学
蔵造りの商家が並ぶ一番街から徒歩5分、養寿院の山門を右折すると昔懐かしい香りが漂う菓子屋横丁があります。石畳で舗装された菓子屋横丁の通りは約100メートルほど。この短い通りに観光客を相手にしたお店がずらりと並んでいます。
【むぎ棒本舗、手造り飴の松本製菓】
菓子屋横丁に足を踏み入れると、ハッカ飴、駄菓子、だんごなど、ほのかな香りが漂ってきます。そして川越名物のサツマイモを使った色々なお菓子が目につきます。横丁だんごは80円、いもソフトクリームは250円から。駄菓子の値段は、あめ・ガム・ラムネなど1個10円からあります。袋詰でも値段的にお手頃価格のものが多いです。
【組飴、玉飴、千歳飴などを製造販売(見学可)】
伝統組あめの玉力製菓
飴の専門店・玉力製菓(たまりきせいか)は、伝統的な技法を用いて作る「組あめ」で有名です。金太郎飴や季節の花など様々な柄の飴を作っています。店の奥はガラス張りになっていて組あめを作っている様子をすぐそばから見学することができます。
菓子屋横丁のご案内
名称 | 菓子屋横丁(かしやよこちょう) |
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場所(住所) | 埼玉県川越市元町2丁目 地図で確認 |
休業日 | 菓子屋横丁のお店は、月曜定休日が多いです。 (祝日の場合は翌日) |
交通アクセス | 【電車】西武新宿線「本川越駅」下車、徒歩20分 |
駐車場 | 駐車場なし |
電話番号 | 049-222-5556(川越駅観光案内所) |
備考 |
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