稲荷山公園の見晴し台について
県営狭山稲荷山公園の北端、稲荷山配水場の裏手にもう一つの「稲荷山公園」があります。調べてみるとここが狭山の稲荷山公園発祥の地とのこと。この付近一帯は、古くから「稲荷山公園」と呼ばれ、桜とツツジの名所として人々に親しまれてきた場所でした。
この小さな稲荷山公園には見晴台があります。見晴台からは奥武蔵、秩父連山など美しい山並みを見渡すことができます。また夜になると、国道16号線沿いの狭山市内の夜景を楽しむことができる夜景スポットでもあります。
稲荷山緑地保全地区、自生ヤマユリとカタクリの群生地
見晴台下の斜面は稲荷山緑地保全地区になっています。カタクリ(4月上旬見頃)、ヤマツツジ(4月下旬見頃)、ヤマユリ(7月中旬見頃)などが植生する貴重な緑地です。
稲荷山公園の見晴し台の写真
【この場所が稲荷山公園発祥の地】
稲荷山公園の見晴し台
稲荷山公園の北側には、見晴し台と稲荷山緑地保全地区(見晴台下の斜面)があります。西武池袋線「稲荷山公園駅」から徒歩で約10分の距離です。
【稲荷山公園の見晴台、夜景も楽しめる】
【見晴台下にある稲荷山緑地保全地区】
カタクリの群生地
見晴台下の斜面は、狭山市最大のカタクリ群生地です。カタクリは毎年3月下旬から4月上旬に、1週間ほどピンク色の可憐な花を咲かせます。稲荷山公園の桜とあわせて見学されることをお勧めします。
【カタクリの群生地】
【カタクリの花(4月上旬)】
ヤマツツジの咲く斜面
見晴台下のゆるやかな斜面にはツツジが植えられ、色鮮やかな景観が広がります。昔はツツジとサクラの名所で、この見晴台の周りが「稲荷山公園」と呼ばれていました。ツツジの見頃は4月中旬から5月上旬です。
【ヤマツツジの花(5月上旬)】
ヤマユリの自生地
2016年、稲荷山公園の北側、斜面緑地のやぶの中で、自生するヤマユリ約400株が発見されました。地元ボランティアグループ「稲荷山かたくりの会 山ゆり・つつじグループ」の皆さんが、やぶを刈り、ツツジの剪定(せんてい)やクズの根を掘るなど、ヤマユリの保護活動を行ったところ、2017年には750株以上が開花しました。2018年には、つぼみが付いている株1,000以上を確認することができました。
【自生ヤマユリ】
【ヤマユリの花(7月中旬)】
ヤマユリについて
ヤマユリは日本特産の花です。種から育てると発芽するまで2年かかり、さらに発芽後から開花するまでに最短でも4年かかります。
ヤマユリは白い花に黄色の花弁があり、一輪の直径が20センチにもなります。ユリ科最大級の大きさとその美しさから「ユリの王様」「里山の宝石」とも呼ばれます。
稲荷山公園のご案内
名称 | 県営狭山稲荷山公園(けんえいさやまいなりやまこうえん) |
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場所(住所) | 埼玉県狭山市稲荷山1丁目 地図で確認 |
開園時間 | 終日開放 |
料金 | 無料 |
交通アクセス | 【電車】西武池袋線「稲荷山公園駅」下車、徒歩1分 |
駐車場 | 駐車場あり(約100台) 4~9月 8:30~19:30、10~3月 8:30~18:30 |
駐車場料金 | 無料 |
電話番号 | 04-2953-5111(公園管理事務所) |
備考 |
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