観光情報 [埼玉県]
聖観世音菩薩坐像について
武蔵野霊場第17番札所は徳林寺(狭山市)です。霊場本尊は聖観世音菩薩坐像で、新田義貞の守護仏とされます。この聖観音像は唐からの渡来仏と伝えられ、台座と光背は鎌倉時代の総金箔押しで仕上げられています。
新田義貞は元弘3年(1333)の「いざ鎌倉」の際に、この地(現狭山市入間川)を本陣と定めるにあたり、聖観音像を地頭小沢主税に送りました。小沢家は、この尊像を本尊として寺を建立し、徳林寺の創立となりました。なお、小沢氏は能見松平の支流で、上総隅郡と入間郡の入間川に代々領地を賜っていた人々です。
旅行時期 [2012年2月]
観音大石仏の写真
【観音大石仏と観音堂】
観音大石仏と観音堂
武蔵野33観音霊場の第17番札所、その霊場の象徴として平成19年に観音大石仏が建立されました。高さは基壇を含め総丈12メートルになります。観音大石仏の手前には観音堂があり、この中(福聚閣内陣)に聖観音が祀られています。
武蔵野三十三所観音巡礼
武蔵野三十三所観音のガイドブックです。東京都心から次第に山間の地へと、全札所が沿線にある魅力いっぱいの観音めぐりをしてみませんか。
【福徳院不動尊】
観音堂の隣には福徳院があります。福徳院は、綿貫家の守り本尊である不動明王を安置した寺院です。
【綿貫家墓地】
綿貫家について
慶長年間(江戸時代の初期)、上州綿貫村よりこの地(現狭山市入間川)に来た綿貫庄左エ門が徳林寺の中興開基となりました。綿貫家は江戸時代に栄えた豪商で、18世紀前半にはかなりの財力を蓄え、江戸後期には「西の鴻池(こうのいけ)、東の綿貫」と並び称されたと伝わります。
徳林寺のご案内
名称 | 徳林寺(とくりんじ) |
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場所(住所) | 埼玉県狭山市入間川2丁目3番11号 地図で確認 |
拝観 | 境内自由 |
交通アクセス | 【電車】西武新宿線「狭山市駅」西口下車、徒歩5分。 |
駐車場 | |
電話番号 | 04-2952-2507 |
備考 |
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