徳林寺について
埼玉県狭山市の入間川にある徳林寺(とくりんじ)は、福聚山(ふくじゅさん)と号する曹洞宗の寺院です。本尊は、開創当時は聖観音でしたが、現在は釈迦如来で、文殊・普賢の両脇仏を伴う三尊仏坐像です。(聖観世音菩薩坐像のある観音堂と観音大石仏については、武蔵野33観音霊場の第17番札所を参照)
徳林寺の創立は、元弘3年(1333)に新田義貞が鎌倉攻めの合戦にてこの地に本陣を置き、その守護仏として聖観音を安置し、地頭小沢主税が開基となり建立されたと伝わります。初期の宗旨は明らかではありませんが、約二百年後の天文元年(1532)に一樹存松和尚の開山で曹洞宗(禅宗)になりました。
徳林寺の写真
【徳林寺の山門】
徳林寺を見学
西武新宿線「狭山市駅」西口下車、徒歩5分。狭山市立中央図書館のすぐ近くに曹洞宗の寺院、福聚山徳林寺があります。
【徳林寺の本堂】
徳林寺は、新田義貞が鎌倉攻めの兵をあげたときに本陣が置かれた場所、また、鎌倉公方(かまくらくぼう)の足利基氏(あしかがもとうじ)が滞陣した入間川御所(入間川殿)の地ともいわれています。
【地蔵六角堂】
延命耳地蔵尊を祀る地蔵六角堂
山門を入った左側には、延命耳地蔵尊(成円地蔵)が安置されている六角堂があります。この地蔵尊は耳地蔵として信仰を集め、河原などから穴の開いた石を探して、これをお地蔵さまに供えると悲願が通じ成就するとの伝えがあります。なお、穴あき石には、物が通ずるという意味があるそうです。
【釈迦涅槃図と五百羅漢屏風】
釈迦涅槃図について
寺宝の絹本着色釈迦涅槃図(けんぽんちゃくしょくしゃかねはんず)と絹本着色釈迦八相図(けんぽんちゃくしょくしゃかはっそうず)は、狭山市指定文化財〔有形文化財・絵画〕です。上の写真の釈迦涅槃図は縦177cmx幅104cmの大軸で、お釈迦様が80歳で涅槃に入られる様子が描かれています。
徳林寺のご案内
名称 | 徳林寺(とくりんじ) |
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場所(住所) | 埼玉県狭山市入間川2丁目3番11号 地図で確認 |
拝観 | 境内自由 |
交通アクセス | 【電車】西武新宿線「狭山市駅」西口下車、徒歩5分。 |
駐車場 | |
電話番号 | 04-2952-2507 |
備考 |
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