南入曽車両基地 電車夏まつりについて

当日は臨時電車を運行

西武鉄道では毎年夏休み最後の土曜日に、埼玉県狭山市にある南入曽車両基地で、南入曽車両基地 電車夏まつりを開催しています。

当日は新所沢駅と南入曽車両基地「電車夏まつり」の会場を直通で結ぶ臨時電車が運行されます。乗車は無料、会場までの所要時間は約5分です。なお、帰りの車両基地から新所沢駅に向って出発する電車では、乗ったまま洗車台を通過する洗車台乗車体験ができます。

車両基地について

西武鉄道には池袋線・新宿線それぞれに4つの車両基地があります。車両基地では、約1,300両もの車両の点検整備や修繕、そのほか一部の改造を行っています。新宿線では今回電車夏祭りが行われた南入曽車両基地が最も規模が大きく、4つのピット線と2つの修繕線があります。

西武線で活躍する電車が大集合

電車展示・撮影コーナーには西武線で活躍する電車が大集合しています。2000系や30000系（スマイルトレイン）、101系、6000系の他に、10000系が展示。撮影コーナーでは、こども向けの制服・制帽の貸出をしています。

また、西武鉄道と埼玉西武ライオンズによるデザイン電車 L- train（エルトレイン）も展示され、たくさんの人が写真を撮っていました。

電車が動く仕組みを学べる

巨大な屋根に覆われ一番車両基地らしい場所・ピット（点検・修理のための整備所）では、車両の床下見学ができます。各装置の説明がされ、電車が動く仕組みや電車の速度を速くする方法が学べます。

※電車はトロリー線から送られてくる電気で動いています。電気は屋根についているパンタグラフから遮断器を通り、主制御器で電気を調整してモーターを動かしています。

運転台見学が行われていた30000系です。人気のコーナーらしく、長い行列とともに最後尾には30分待ちという看板がでていました。

暑さ対策を忘れずに

今年は連日の猛暑で電車夏まつりも炎天下の中、開催されました。一部車内を休憩場所として開放していますが、見学エリアにはほとんど日陰がないため熱中症には十分な注意・対策が必要です。

鉄道ファンや多くの子どもたちが訪れる南入曽車両基地 電車夏まつりで、夏休み最後の思い出づくりをしてみませんか。