北本自然観察公園について
埼玉県北本市にある北本自然観察公園は、昔から残っていた自然をそのまま活かし、生き物が暮らしやすいように、また、人々が自然に親しめるように整えた自然観察公園です。
園内には埼玉県自然学習センターがあります。学習センターは北本自然観察公園のビジターセンター的施設で、季節ごとの企画展示や旬の自然情報の案内をしています。自然に関する様々な本を集めた図書コーナーや自然の大切さについてクイズ形式で学べるネイチャーQ&Aシアター、望遠鏡が設置された展望施設があります。
※北本自然観察公園には、市内で一番大きな桜 エドヒガンザクラがあります。
北本自然観察公園の写真
【埼玉県自然学習センター】
北本自然観察公園を散策
北本市内の桜見学を兼ね、北本自然観察公園の散策、および園内にある埼玉県自然学習センターへ行って来ました。
埼玉県自然学習センターの開館時間は9:00~17:00、休館日は月曜日(休日を除く)です。入館料は無料。埼玉県自然学習センターでは定例自然かんさつ会、いきもの講座、野あそび教室など様々なイベントが開催されています。出かけるならイベントの多い週末がお勧め。なお、イベントの予定は公式サイトで確認できます。
【自然散策路、木橋の「八つ橋」】
北本自然観察公園では、雑木林や湿地、草原など多様な自然環境を散策しながら、自然の素晴らしさや不思議さを体験することができます。
【史跡、石戸城と一夜堤】
北本自然観察公園にある史跡、一夜堤(いちやづつみ)です。一夜堤は石戸城跡(いしとじょう)と谷をへだてた東側の台地とを結ぶ、長さ45メートル、幅5メートルほどの堤で、現在、自然散策路の一部になっています。
一夜堤の由来について
永禄5年(1562)、石戸城は上杉方の毛利丹後守(もうりたんごのかみ)が城主でした。そこに鉢形(はちがた)城主で北条氏政の弟・北条氏邦(ほうじょううじくに)がこの城を攻め、激しい攻防戦が繰り広げられました。毛利氏の守りはく堅く、城はなかなか落ちませんでした。
しかし、氏邦は暗夜に乗じて城の東側の谷地に一夜にして土橋(どばし)を築き、一気に攻め上がりました。そして、勝利したという伝承があります。この土橋が現在、一夜堤と呼ばれています。
エドヒガンザクラの写真
【北本市で一番大きな桜、エドヒガンザクラ】
【見事な枝振りのエドヒガンザクラ】
北本市内で一番大きな桜
このエドヒガンザクラは北本自然観察公園の正面入口から北に約250メートル、徒歩で5分ほどの自然遊歩道沿いにあります。樹齢は200年以上。高さ29メートル、根回り3.2メートル、市内で一番大きな桜です。他の桜より開花が早く毎年3月末ごろ満開になります。そのため、葉(歯)のない時に花が咲くことからウバヒガンとも呼ばれます。
(次ページ、日本五大桜に数えられる名木、石戸蒲ザクラに続く)
北本自然観察公園のご案内
名称 | 北本自然観察公園と埼玉県自然学習センター |
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場所(住所) | 埼玉県北本市荒井5-200 地図で確認 |
料金 | 無料 |
交通アクセス | 【バス】JR高崎線北本駅から北里メディカルセンター病院行きバスで約15分、自然観察公園前下車、徒歩約3分 |
駐車場 | 駐車場あり(約100台) |
駐車場料金 | 無料 |
電話番号 | 048-593-2891 |
備考 |
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