地理雑学 [日本地理]
日本で一番寒い場所はどこ?
日本で一番の寒さ(日本の最低気温)は、1902年1月25日に北海道の旭川地方気象台で観測された-41.0度です。第2位は1902年1月26日に北海道の帯広で観測された-38.2度、第3位は江丹別の-38.1度です。
日本の最低気温ランキング
順位 | 気温(℃) | 観測地点 | 都道府県 | 観測日 |
1. | -41.0 | 旭川 | 北海道 | 1902年1月25日 |
2. | -38.2 | 帯広 | 北海道 | 1902年1月26日 |
3. | -38.1 | 江丹別 | 北海道 | 1978年2月17日 |
4. | -38.0 | 富士山 | 静岡県 | 1981年2月27日 |
5. | -37.9 | 歌登 | 北海道 | 1978年2月17日 |
6. | -37.6 | 幌加内 | 北海道 | 1978年2月17日 |
7. | -37.0 | 美深 | 北海道 | 1978年2月17日 |
8. | -36.8 | 和寒 | 北海道 | 1985年1月25日 |
9. | -36.1 | 下川 | 北海道 | 1978年2月17日 |
10. | -35.9 | 中頓別 | 北海道 | 1985年1月24日 |
「気象庁資料」より(2019年2月7日時点)
日本最低気温を記録した旭川市について
旭川市は、北海道中央部、上川盆地に位置する道内第2の都市です。地名はアイヌ語の「チュップペツ(東から流れる川の意味)」を意訳して、旭川と命名されました。
旭川市の冬の平均気温は、12月が-4.3度、1月が-7.5度、2月が-6.5度で、1月が最も寒い月になります。最高気温が0度以下の真冬日は76.0日、年間雪日数は142.2日となっています。この数値は気象庁資料より、旭川の平年値(年・月ごとの値)、統計期間1981年から2010年までの30年間を集計したものです。
日本で一番寒暖の差が激しい場所はどこ?
寒暖差日本一も旭川です。旭川の過去最高気温は1989年8月7日に観測された36.0度。最低気温-41.0度との差は77.0度で、公式記録としては日本一寒暖の差が激しい場所になります。
なお、委託観測による非公式記録では、北海道の美深町(びふかちょう)で1931年1月27日に-41.5度が観測されました。この町の過去最高気温は、1920年7月25日に観測された36.0度。その差はなんと77.5度になり、旭川を越えます。
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