地理雑学 [日本地理]
日本の端(東西南北)はどこ? - 日本の範囲について
海に囲まれた日本では、以下の島が日本の端(東西南北)になります。
離島を含む日本の東西南北端
日本の東端 (東経153度59分) | 日本の最東端、一番東にある島は、南鳥島(みなみとりしま)です。南鳥島には飛行場の他、気象庁などの施設があります。 |
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日本の西端 (東経122度56分) | 日本の最西端の島は、与那国島(よなぐにじま)です。与那国島は八重山諸島の一番西の端にある島で、沖縄島からは約530キロメートルの距離です。台湾からは約110キロメートル。与那国島には日本の最西端を示す碑があります。 |
日本の南端 (北緯20度25分) | 日本の最南端の島は、沖ノ鳥島(おきのとりしま)です。沖ノ鳥島は太平洋上に浮かぶ小島で、人は住んでいません。島は海に沈まないよう堤防工事がされています。 |
日本の北端 (北緯45度33分) | 日本の最北端の島は、択捉島(えとろふとう)です。択捉島のカモイワッカ岬が最北端の地となります。ただし、ロシアとの間で北方領土問題が解決していません。 |
国の範囲について
国の範囲というのは、領土・領海・領空から成り立っています。領土は一国の主権の及ぶ土地、領海は領土の周りの水域、そして領空は領土と領海の上空です。なお、領海は低潮時(潮が引いて、海水面が最も低くなるとき)の海岸線から12海里(約22km)の範囲と定められています。また、領海の基線から200海里(約370km)以内を排他的経済水域(exclusive economic zone; EEZ)といいます。
日本は、最南端にある沖ノ鳥島をはじめ小さな島々があるおかげで、太平洋に大きな排他的経済水域をもっています。
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