ダナンについて
ダナン(Da Nang)は、インドシナ半島の東海岸沿い、南北に細長いベトナムのほぼ中央に位置します。ハン川の河口に開けた穏やかな港町で、ベトナム中部最大の商業都市でもあります。
ベトナム戦争当時、ダナンには南ベトナム最大のアメリカ軍補給基地が置かれました。そのため戦争による被害を被りましたが、現在はその面影はなく活気あふれる港町として栄えています。
ダナンの写真(1)
【夜明けのハン川】
ソンチャー半島に囲まれた天然の良港を持つダナンは漁業で生計を立てる人が多いです。そのため、早朝のハン川ではたくさんの漁船を見かけます。
【ベトナムの市場】
ダナンの観光エリアはハン川沿いの西側一帯です。さほど大きな町ではないので、市場や博物館など半日あれば十分観光できると思います。
ダナンの治安は比較的良いですが、バイクや自転車の交通量が多いので道路の横断には注意が必要です。市内を移動するときはシクロ(自転車タクシー)やバイクタクシーが一般的。料金は乗車前の交渉制です。
【ハン市場】
ベトナムの市場について
ダナンにはハン川沿いにハン市場が、市内中心部にコン市場があります。ベトナムの市場はたいてい食料品や衣料品・雑貨・土産物などが所狭しと並べられ、大変な活気にあふれています。
【山のように積まれた商品】
ハン市場も活気と熱気にあふれた市場で、二階建ての体育館のような建物を中心に道路や広場を埋め尽くすほどのたくさんの店が並んでいます。市場にはベトナムならではの小物雑貨や工芸品が置いてあります。このような場所でユニークなお土産を探すのも楽しいかと思います。
【チャム彫刻博物館】
チャム彫刻博物館
ダナン近郊には、ミーソン遺跡などチャンパ王国の文明が残した遺跡が散在します。その文化を伝え、いまのカンボジアを源にするチャム民族の歴史と文化を学べる場所がチャム彫刻博物館です。
小さな博物館ですが、アンコールワットの原型のような模型や、古代インドのヒンドゥー教の神々の石像、彫刻芸術品などがすぐ手の届く所にずらりと並んでいます。チャム彫刻博物館は、ミーソン遺跡に行く前にぜひ訪れておきたい博物館です。
【ミーケービーチ】
ミーケービーチ
ミーケービーチはダナン市内から近く、地元でも人気の浜辺です。海水浴ができるのは5月から9月、とてもきれいな砂浜です。現在、ミーケービーチのあるソンチャー半島周辺はリゾート開発が進みホテルやレストランが並んでいます。写真を撮ったときは4月のため海水浴客もいなく、また曇っていました。天気がよければ青い空と白い砂浜が見れるはずです。
【五行山】
大理石の山、五行山
市街の南にある五行山は、キムソン(金山)、モックソン(木山)、トゥイーソン(水山)、ホアソン(火山)、トーソン(土山)の5つの山の総称です。五行山は大理石でできていることからマーブル・マウンテン(Marble Mountains)とも呼ばれます。山には寺院や洞窟があります。標高は100m程度、道も整備されているのでハイキング気分で散策が楽しめます。
【五行山とキラ村の田園風景】
ダナン市内から郊外に向かって車で30分のところに、「天と地」の原作者であり主人公でもあるベトナム人女性、レ・リ・ヘイスリップさんの生まれ故郷キラ村があります。この時期のキラ村は「天と地」の冒頭シーンで描かれた美しい稲穂の揺れる場面、まさに映画そのものの光景が広がっていました。
映画「天と地」は、オリバー・ストーン監督のベトナム戦争3部作の完結作品です。「プラトーン」「7月4日に生まれて」に続く「天と地」は、ベトナム戦争をくぐり抜けたひとりの女の壮絶な半生を描いています。
【のどかな光景、水田とアヒル】
農家の庭先では、アヒルやニワトリが遊んでいるのどかな風景が見られました。
(次ページ、ハイバン峠と入り江の美しい漁村ランコー村に続く)
ダナンのご案内
名称 | ダナン市内観光 - ベトナム中部の都市ダナン |
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場所(所在地) | ダナン 地図で確認 |
国名(地域名) | ベトナム |
備考 |
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