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観光情報 [兵庫県]

異人館について

日本/兵庫県

幕末から明治時代にかけ来日した欧米人が、住宅として建設した建物を異人館と呼びます。異人館の建築様式は、イギリスの古典主義様式を簡略化した建築、コロニアルスタイルです。ペンキ塗り、板張りの外壁、張り出し窓、開放ベランダ、よろい戸、赤レンガ、積み煙突などの特徴があります。

現在、神戸の北野町には、独特の景観を持つ個性的な異人館が20数棟あります。年間300万人近くが訪れる神戸観光には欠かせない人気の観光名所です。

旅行時期 [2007年2月]

神戸の異人館めぐり


【風見鶏の館】

神戸北野の異人館を見学

北野の異人館街が観光地として有名になり始めたのは昭和50年代(1975年頃)からです。当時、女性向け雑誌が相次いで異人館の特集を組んだことや、昭和52年(1977年)放映のNHK連続テレビ小説「風見鶏(かざみどり)」の舞台となったことで、異人館の存在が全国的に知られるようになり、異人館ブームを巻き起こしました。


【うろこ美術館(左)、うろこの家(右)】

異人館へのアクセス

異人館のある北野は坂の多い街です。履きなれた靴と動きやすい服装で、ゆっくりと街並みを楽しみながら歩くのがおすすめ。また、疲れないためにも、坂道の上がり下がりを避けるルートを選ぶことが重要です。

例えば、坂道を登りきった高台にある「うろこの家」から始めて、順に坂道を下るルート、「ベンの家」「仏蘭西館」「英国館」と北野通りを拠点にまわるルート、「風見鶏の館」「萌黄の館」から始めるルートなどです。各異人館への交通アクセスは、神戸の異人館マップを参考にしてください。

おすすめ異人館の紹介


うろこの家

【展望塔の家】

【プラトン装飾美術館】
旧ハリヤー邸。神戸で最初に公開された異人館です。「うろこ」のような建物の外壁が特徴的。美術館が併設。 明治時代に建てられた商館です。北野町で一番高い場所にある異人館。残念なことに阪神淡路大震以来休館中。 別名イタリア館。18~19世紀のイタリアを中心とした絵画・彫刻・家具を展示しています。テラスではお茶や軽食を楽しめます。

【ムーア邸】

【旧サッスーン邸】

【山手八番館】
伝統的建造物(非公開)。明治31年(1898)建築。神戸北野美術館のとなり、北野通りに面して立つ。主屋・門・レンガ塀が対象。 伝統的建造物(非公開)。明治25年(1892)建築。イスラエル人貿易商のサッスーン氏が1985年まで暮らしていた邸宅です。 旧サンセン邸。ロダン、ブールデル、ベルナールらの近代彫刻やガンダーラ、タイの仏像など美術品を展示しています。

【北野外国人倶楽部】

【旧パナマ領事館】

【英国館】
旧フリューガ邸。開港当時の外国人の会員制倶楽部・サロンを再現。庭園にはミニ・チャペルや馬車があります。 旧ヒルトン邸。近年までパナマ領事館として使用。中南米マヤ、アンデスで発掘された土器・土偶などを展示しています。 旧フデセック邸。バロックからビクトリア朝時代の家具調度品を展示。英国貴族の使用していたバーカウンターは必見です。

【旧中国領事館】

【ベンの家】

【仏蘭西館】
旧チン邸。中国領事館として使われていたオリエンタルな異人館です。明朝から清朝時代の貴重な美術品や家具調度品を展示しています。 旧アリソン邸。英国人狩猟家のベン・アリソンが世界各地で仕留めた動物の剥製を多数展示しています。北極熊やヘラ鹿の剥製には圧巻。 旧ボシー邸、フランス館、洋館長屋。かつては外国人向けアパートとして使用されていました。絵画・ガラスアートなどフランスの美術品や家具調度品を展示。

【ラインの館】

【パラスティン邸】

【神戸北野美術館】
旧ドレウェル邸。外壁の横板張りの線(ライン)の美しさが名前の由来。北野で唯一無料公開する異人館です。 ロシアの貿易商、パラスティン氏の邸宅を利用したカフェ。貸し切りでウェディングスペースとしても利用可能です。 旧米国領事館の官舎として使用されていた館を利用した美術館。イラストレーター永田萌さんの作品を常設展示しています。

【風見鶏の館】

【萌黄の館】

【シュウエケ邸】
旧トーマス邸。レンガ造り、室内はアール・ヌーボー調。小塔の上に立つ風見鶏と赤レンガの外壁は北野のシンボルです。 旧シャープ邸。その名のとおり淡いグリーンの外壁が印象的な建物。アメリカ総領事H・シャープ氏の邸宅として建築。 神戸の建築に携わった英国人建築家ハンセル氏が私邸として建てたもの。現在も人が住んでいる公開異人館です。

【ウィーンオーストリアの家】

【デンマーク館】

【香りの家オランダ館】
旧クンツェ邸跡に建てられたテーマ館です。作曲家モーツァルトの愛用の品々を多数展示。オーストリアの宮廷文化を紹介。 旧ヨハン・フラウベルト邸跡に建てられたテーマ館。巨大なバイキング船の模型を展示。童話作家アンデルセンの書斎を再現。 元オランダ総領事邸。アンティークの家具・調度品を展示。香水やポプリの販売、オリジナルの香水を調合するコーナーがあります。

異人館の見学料金

異人館は単館で回るより、複数館割引券を利用したほうがお得です。券はそれぞれの異人館や北野エリア内チケット売り場で発売しています。以下のようなグループになっているので参考にしてください。

施設名称 料金
(円)
9館
特選券
5館
特選券
4館
特選券
3館
割引券
2館券
うろこの家、うろこ美術館(2館共通) 1,000
山手八番館 500
北野外国人倶楽部 500
旧中国領事館 500
ベンの家 500
仏蘭西館(洋館長屋) 500
英国館 700
旧パナマ領事館 500
ウィーン オーストリアの家 500
デンマーク館 500
香りの家 オランダ館 700
風見鶏の館 300
萌黄の館 300
ラインの館 無料
本家オランダ館 500
プラトン装飾美術館(イタリア館) 700
神戸北野美術館(ホワイトハウス) 500
シュウエケ邸 500
複数館割引券の料金 3,500 2,000 2,000 1,300 500

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