神戸駅から花隈駅周辺
神戸駅の周辺には、かつて芝居小屋や奇席、映画館など庶民の遊び場として賑わっていた新開地(しんかいち)や、花街として栄えていた花隈(はなくま)があります。
現在は当時の賑わいはなく静かで落ち着いた雰囲気が漂うエリアになっています。そのため散歩をしながら一部に残る古い街並みを見学して回るのがお勧めです。
神戸駅周辺の写真
【神戸駅 Kobe Station】
神戸駅
神戸駅は東海道本線の終点駅、そして山陽本線の始発駅です。開業は明治7年(1874)5月11日、日本で2番目に開業した鉄道の駅です。現在の建物は3代目にあたります。
神戸駅は市内観光に便利な三ノ宮駅や新幹線の停車する新神戸駅に比べると、その賑わいは劣りますが、神戸市を代表する歴史ある駅です。
【湊川神社】
湊川神社
神戸駅から北西に徒歩5分、楠木正成を祭る湊川神社(みなとがわじんじゃ)があります。湊川は、楠木正成が足利尊氏の大群を迎え撃ち戦死した場所で、その墓所があったところに明治5年(1872)、湊川神社が建てられました。
表神門右手には徳川光圀直筆の正成の墓碑があり、そばには光圀の像が建てられています。また正成ゆかりの品々を収めた宝物殿が境内西南隅にあります。
【モダン寺】
モダン寺
湊川神社から東に向かって道なりに進むと、浄土真宗本願寺神戸別院、通称「モダン寺」が見えてきます。インド寺院のようにもキリスト教会のようにも見える不思議な建物で、はじめて見たときには「これがお寺?!」だとは思えませんでした。
鉄筋コンクリート5階建て、5つの小塔にステンドグラス、堂内はすべて椅子席。教会と見間違うほどモダンな「お寺」です。
【関帝廟】
関帝廟
三国志の英雄、関羽を祭る中国寺院・関帝廟(かんていびょう)は、明治21年(1888)に創建されました。関羽は武の神、財産(商売)の神として崇められています。そのため商売繁盛を祈願する参拝者も多いとか。
規模はそれほど大きくないですが、朱塗りの柱・黄色い屋根・極彩色の彫刻と、まるで中国にいるかのような気分になります。
【花隈公園】
花隈公園
花隈駅から徒歩5分、小高い石垣の上に花隈公園(はなくまこうえん)があります。この石垣は、天正2年(1574)、織田信長が荒木村重に命じて築かせた花隈城の跡です。実際の城の範囲は、東西約350m、南北約200mになり、花隈公園のある場所は、その一部になります。花隈公園の広場には「花隈城址」の石碑が建っています。
神戸駅のご案内
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