田んぼアートについて
田んぼアートとは、キャンバスに見立てた田んぼに、色彩の異なるお米を使い、巨大な絵(文字や図柄など)をつくりだす取り組みです。田んぼアート発祥の地は青森県の田舎館村(いなかだてむら)で、1993年に村起こしの一つとして始められました。この田舎館村の田んぼアートは毎年多くの人が訪れ、海外メディアからの取材依頼が来るほどの人気ぶりです。
行田の田んぼアートがギネス世界記録に!
2015年9月8日、埼玉県行田市小針の水田に描かれたアートが、「世界最大の田んぼモザイク画」としてギネス世界記録に認定されました。水田の広さは約2.7ヘクタール(180メートルx165メートル)、7品種の稲を使い、「未来へつなぐ古(いにしえ)の軌跡」と題する巨大アートが描かれました。
2019年度の行田市の田んぼアートは、「ラグビー日本代表応援田んぼアート supported by リポビタンD」がテーマです。ラグビーワールドカップ2019 日本大会で、決勝トーナメント進出を目指す日本代表の主軸3選手を描きます。2019年6月15日、16日に田植えが行われる予定です。テーマデザイン(上空から見たイメージ図)は、行田市公式ウェブサイトの「田んぼアート」から参照できます。
行田の田んぼアート
【田んぼアートは、展望タワーから眺めます】
田んぼアートを見学しよう
稲穂の実る9月中旬、埼玉県行田市にある古代蓮の里で「田んぼアート」が見頃を迎えました。第2回目となる今年は、昨年(※1)より規模をアップした田んぼアートになりました。
※1. 行田市では2008年、試行的に田んぼアート事業に取り組み、古代蓮の里東側の田んぼ(約2,000平方メートル)に、3品種の稲で「一輪のハス」を描きました。当初4品種の稲を植えたのですが夏の暑さで1種類が枯れてしまい、3色の田んぼアートになってしまいました。
【高さ50メートル、展望室からの眺め】
古代蓮会館の展望タワー
田んぼアートを見るためには、水田に隣接する古代蓮会館の展望室へ登ります。展望室は高さ50メートルの位置にあり、エレベータを利用すると約33秒で到着します。なお、展望室へは古代蓮会館の入館料が必要です。(入館料:高校生以上400円、小中学生200円)
古代蓮会館の展望室からは田んぼアートのほかにも、広大な関東平野、美しい山々を眺めることができます。また、天候によっては富士山や東京スカイツリーも見えるそうです。
【田んぼアート in 行田2009】
市制施行60周年記念事業の田んぼアート
展望室からの眺めです。古代蓮の里東側にある約6,000平方メートルの田んぼをキャンバスに見立て、色鮮やかにハスの花と行田の市制60周年を記念した文字が浮かび上がりました。緑色は「彩のかがやき」、赤色は「赤もち」、白色は「亀の尾」などを使用しています。なお、完成予想図の左側にある「古代ハスの里」の文字は、これから浮き出てくるそうです。
【完成予想図】
【古代ハスの田んぼアート(使用品種:6品種)】
田んぼアート米づくり体験事業について
最近の田植えは機械化されているため、手作業で稲の苗を植える光景はあまり見かけません。しかし、この田んぼアート米づくり体験事業では、古代米を含む6品種の苗を、市内外の参加者が手作業で植え付けています。地域の活性化とともに、昔の日本の伝統的風景を思い起こさせてくれる良いイベントだと思います。
行田の田んぼアートの見頃は9月上旬から10月中旬頃まで、稲刈りは11月中旬に行われる予定です。ぜひこの機会に、田んぼアートのスケールの大きさを現地で体感してみてください。
古代蓮会館のご案内
名称 | 古代蓮会館(こだいはすかいかん) |
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場所(住所) | 埼玉県行田市小針2375番地-1 地図で確認 |
開館時間 | 9:00~16:30(受付16:00まで) ただし、蓮の開花期間(6月中旬から8月中旬まで)は、7:00~16:30(受付16:00まで) |
料金 | 大人400円、小人200円 ※無料開放日 4月22日グランドオープン記念日 |
駐車場 | 駐車場あり(普通車490台、大型バス8台) |
駐車場料金 | ハス開花時期の6月中旬から8月中旬まで有料になります。それ以外の時期は無料です。普通、小型、軽自動車1台あたり1日500円。乗合型自動車1台あたり1日1500円。 |
電話番号 | 048-559-0770(古代蓮の里事業部) |
備考 |
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