亀屋栄泉について
埼玉県川越市の幸町にある亀屋栄泉(かめやえいせん)は、明治より川越のサツマイモを原料にしたお菓子の製造・販売を続けているお店です。亀屋栄泉の定番の芋菓子は「里自慢」「里土産」「里乃誉」。芋ようかんや一口こがね芋も人気です。
亀屋栄泉の2階には「芋菓子の歴史館」というミニ資料館があります。明治・大正時代に使用していた菓子作りの道具や歴史資料が展示され、無料で見学することができます。
亀屋栄泉の写真
【里乃誉本舗 亀屋栄泉】
亀屋栄泉を見学
本川越駅から徒歩で約10分、蔵造りの街並みに芋菓子の元祖として広く親しまれている亀屋栄泉があります。
亀屋栄泉は元々お茶屋でした。それがお茶に付き物のお菓子に魅力を感じ、菓子作りを始めたところ夢中になってしまい、やがて完全に和菓子屋になってしまったといいます。最初の頃は主に生菓子を製造・販売していました。しかし川越ならではの菓子を作りたいという思いから、川越特産のサツマイモを使った芋菓子・甘藷煎餅「里自慢」を開発しました。
【中根半嶺による大額】
芋菓子を川越名物に
情報伝達の手段が乏しかった明治時代、たくさんの人々に川越の芋菓子を知ってもらうため亀屋栄泉は、各地で開催される博覧会、品評会に積極的に出品しました。そして幾度となく金賞・銀賞を受賞しました。
亀屋栄泉は、博覧会で高い評価を受けることによって、芋菓子を川越名物として定着(宣伝・普及)させることに成功しました。その功績により川越銘菓製造組合から「元祖」の額が贈られています。
芋菓子の歴史館
【菓子作りの道具(芋菓子の歴史館)】
芋菓子の歴史館を見学
亀屋栄泉の2階には「芋菓子の歴史館(入館無料)」があります。明治以来使用してきた菓子作りの道具や、芋菓子の絵葉書など歴史資料が展示されています。とくに展示品の一つ「芋菓子よもやま話」には各時代ごとの苦労話や自慢話が綴られ、読んでみると芋菓子の元祖として親しまれてきた経緯がよく分かります。
【美術品、工芸品の展示】
工芸品も展示
終戦直後の食糧難の時代は製菓材料が手に入らず、亀屋栄泉は陶器類を主にした美術品、工芸品等を販売する店に変わりました。芋菓子の歴史館では、その時に販売していた商品の残りの一部を展示しています。なお、物資が流通し菓子屋を再開したのは昭和25年からです。
亀屋栄泉のご案内
名称 | 亀屋栄泉(かめやえいせん) |
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場所(住所) | 埼玉県川越市幸町5-6 地図で確認 |
営業時間 | 9:30~18:00 |
定休日 | 水曜日 (春季・秋季は無休) |
交通アクセス | 【電車】西武新宿線「本川越駅」下車、徒歩10分 |
電話番号 | 049-222-0228 |
備考 |
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