バルーンサファリについて
バルーンサファリとは、その名の通り気球(バルーン)に乗って空からサファリを楽しもうというイベントです。地上で車を使ってのサファリとは違い、雄大なサバンナの光景や動物たちを空から眺めることができます。
バルーンサファリの感動は、きっと一生の思い出になると思います。もし機会があったら、ぜひ体験してみることをお勧めします。
バルーンサファリの写真
【サバンナの夜明け】
夜明け前、早朝5時にロッジを出発しました。街路灯はもちろん人工の光がまったくないためあたりは真っ暗です。そんな中、車のライトに照らされたハイエナやジャッカル、フクロウ、カバと出会いました。まるでナイトサファリの気分です。
今回、私の参加したバルーンサファリは、セレンゲティ国立公園のセロネラにて。フライトは約1時間30分、全てを含めると約4~5時間の行程でした。
【準備中の気球】
午前6時ごろバルーン乗り場に到着しました。すでにクルーによる準備は始まっていて、風が送られ気球が少しずつ膨らんでいく様子を見学しました。間近から見る気球は想像以上に大きく、とても驚きました。
さて、しばらくすると準備も完了し搭乗です。搭乗する時は写真のようにカゴが横倒しの状態でした。背中が地面を向くような格好で座り、手すりをしっかり握るよう言われました。
【サバンナの上空へ】
午前6時30分、空が明るくなる頃スタッフに見送られながらの離陸です。夜明け直後のさわやかな空気の中、あっという間に気球は地上を離れサバンナの上空へ。
上昇する時はバーナーが頭上で炎を上げています。「ゴォー」という、ものすごい音がしました。しかし、それ以外の時はまったくの無音です。これほど静かな乗り物ないと思うほどです。
【気球からの眺め】
あたりは見渡す限りの大草原、地球が丸いと感じられる瞬間でした。気球はまったく揺れることなく、横に滑るような感じで移動しました。この独特の浮遊感、とても不思議な乗り心地です。そして、かなり広範囲まで見渡せる高さから木の上ギリギリまで、様々な高度をゆっくりと進んでいきました。
【気球の中では】
パイロットさんが風向きを読みながら高度を調節しています。そして動物が見えたときは簡単な説明をしてくれます。気球の中では風を感じないため、まったく寒くありません。パイロットさんのように半袖でも平気です。ただし、サバンナの朝、地上は意外と寒いです。そのためアフリカでも暖かい服装は必要です。
【気球を追いかける車】
着陸場所はその日の風まかせ、どこにたどり着くかわかりません。そのため、スタッフやコックの乗っている車が気球を追いかけています。
【着陸】
午前8時ごろ、約1時間30分の風まかせの飛行も終わり大草原の真中に着陸。離陸したときと同じようにカゴが横倒しになると思いきや、まったく衝撃もなくフワリと着地しました。実はこの着陸時が一番危険なときなのだそうです。その後、フライトの成功とみんなの無事を祝し、ほどよく冷えたシャンペンで乾杯しました。
【朝食はアカシアの木の下で】
ハタオリドリが巣をかけているアカシアの木の下にテーブルが用意されました。そしてスワヒリ族の伝統的な服装のコックが、食べ物、飲み物を出してくれました。料理の内容は、ベーコン、ソーセージ、スクランブルエッグとパン、新鮮なフルーツなど英国風の朝食です。もちろんできたての暖かい料理です。
【草原を貸しきっての朝食】
バルーンサファリを終えて
楽しい食事も終り、サファリカーでロッジへ(午前10時着)。ロッジではパイロットのサイン入り飛行証明書をもらいました。証明書をみて気球に名前があったことを知ります。その名もTembo号(Temboはスワヒリ語でゾウ)。大きな体にゆっくりした移動、まさに名前のとおりですね。
初めての気球体験。上空から眺めた美しい景色や動物たち、そして大草原の中での食事。どれも本当に素晴らしい体験でした。バルーンサファリは私にとって忘れられない思い出です。もし機会があったら、ぜひ皆さんも乗ってみることをお勧めします。
サファリ体験のご案内
名称 | タンザニアでサファリ体験 |
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場所(所在地) | セレンゲティ国立公園、ンゴロンゴロ保全地域ほか 地図で確認 |
国名(地域名) | タンザニア |
備考 |
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